空海展 | むしの羽音

むしの羽音

耳をすませば



行ってきましたよ。


先週日曜日に夫と娘と3人で行こうと出掛けましたが、長蛇の列で諦めました。


そして、後日改めて一人で出直して参りました。


またもや並んでおりましたが、先日程ではなく。


お隣りのブログでは、何やら空海様が仕掛けたものが、立体曼荼羅として稼働し始めるとかなんとか、、、∑(゚Д゚)


これからどう変化していくのでしょうʕ•ᴥ•ʔ


さて、人混みの合間を縫いながら鑑賞。

のんびりとはいきませんが、


「密教とは」から始まり、

「密教の源流」へ遡り、インドネシアでの密教

それから

「空海入唐」恵果との出会いと胎蔵界•金剛界の融合

「神護寺と東寺」密教の流布と護国

「金剛峯寺と弘法大師信仰」


と、構成されていました。




のサイトが内容が分かりやすいかも。


入ってすぐに、大日如来像を中心とした立体曼荼羅もありましたが、ここでパワーを求めるのは間違いですね。

なかなかの人ですもの。


そして、今回の展示の目玉?である空海様が監修した現存最古の高雄曼荼羅の前に立った時、一瞬の気持ちの昂ぶりがあったかと思ったら、二度程えずきました。

なんだろう、、、ʕ•ᴥ•ʔ

特に具合が悪いわけでもありませんでしたが。

食あたりならぬ、人当たり?


そして、高雄曼荼羅の感想。

修復してこの状態なのね!?

と、驚いたのと。


目を凝らすと、、描かれている仏様が浮かび上がってきますが、、フワッと観ていると、宇宙に浮かぶ星々、星々が浮かぶ広大な宇宙のような。

曼荼羅が、平面的な世界ではなく、無限に広がる宇宙の入口のようでした。


とてもじゃないけど、正視できない。

怖くてじっくりと鑑賞出来ませんでした。

なので、ほぼ素通りです。


曼荼羅世界への畏怖なのか、自我を失いそうな恐怖なのかは解りませんが、なぜか気持ちにストップがかかり、飛び込めませんでした。



そして、展示も後半。

(後半になると、混雑も少し緩和されます。)


私は、孔雀明王坐像に心を奪われました❤️

快慶作。


画像は図録から。



美しいですね。

「魂は細部に宿る」

本当に諺通りだなぁと。

眼光は鋭く、

腕に指先は、しなやかで艶めかしい。

二本脚で立つ孔雀の上に明王様の坐像。

どの角度から観ても美しく、絶妙なバランス。

ふー。ため息。

これを拝見出来ただけで満足です。


さて、

見終わったらどっと疲れました。

仏像館も無料で観られますが、もう、ヘトヘトでそんな余裕はありせん。


行きと同様に帰りものんびり祝詞を唱えながら歩きました。心地よくて疲労も回復。


奈良の町はまぁまぁ慣れているので、なるべく人が少ない道を選び、最近オープンしたお店でラーメンを、その後、気になっていたお店であんみつを食べて帰りました。


さ、大人の遠足も終わり。

(同日、娘は信貴山に遠足でした)




おまけ、、、


図録を買っていたので、改めて高雄曼荼羅を観たのですが、、

印刷の問題なのか、私の目の錯覚だったのか、思ったより、宇宙にも星にも見えない、笑

大きさも何もかも違うので、当然といえば当然なのかもしれませんが、あの恐怖は何だったのでしょう。