おはようございます。
以前書いていました逆子記事、続き書きます。
あ、その前に、これはあくまでも
私の知識と経験からの考察であって
絶対的な事実というわけではありません。
参考文献など、手元にある分は記載するようにしていますが
師匠、先輩方々から学んだ
10年以上の臨床経験からの内容も多いです。
これはあくまでも私的なブログであって
論文発表や、学術的文献記事というわけではありません。
正直、記事を書くのはある意味大変です。
日常的な日記なら簡単ですが
きちんとした内容となると慎重にもなります。
もし色々といらぬ物議を醸すぐらいなら
私の患者さんだけにお伝えしておけばいいかな、と
思うのですが
けれども、逆子で悩む方は多いし
少しでもその悩みや疑問の1つでも
このブログを読んで解消してくれたらいいかな、と思い
記事にしています。
その辺り、勝手ながらお察しいただければ、と思います。
さて、一体なぜ逆子は治らないのか?
考察してこれまで以下の記事を書きました。




今回は逆子が戻りにくい要因として
回転軸のことを書きますね。
逆子の赤ちゃんが戻るとき
グルンと回るわけですが
どういう方向に回ると思いますか?
子宮の中にいる赤ちゃんの姿勢ですが
足先の位置はそれぞれですが
背中は体操座りするときのように
背中を丸めたような形で入っています。
まあ、これは逆子の赤ちゃんに限らず、でしょうが。
ブリッジしたかのように
背中が反り返って入っているのは
あまりイメージできませんよね。
背中を丸めているとなると
当然ころんとデングリ返しのように回るわけです。
赤ちゃんが前転方向に回るとして
前転しようとしても
前面、後面に壁があって回れない状態
回るに回れない状況だと
逆子が治りにくくなります。
多くは、胎向(胎児の向き)は横向きなんですが
中には、
母体のお腹向き(お母さんと同じ向き)
母体の背中向き(お母さんと向き合った状態)
というような状態の子が居ます。
つまりお母さんのお腹、あるいは背中に
張り付いている逆子ちゃんです。
張り付き逆子:母体の背中向き

張り付き逆子:母体のお腹向き

張り付いている状態のため
逆子が戻るときの、回転方向となる
回転軸が取れないんですね。
こういう逆子ちゃんだと、逆子が戻りにくくなります。
まずは横向きにしてあげて
回転軸を確保してあげることが大事になります。
以上、これまでの記事は
逆子が治りにくい要因として書きました。
他にも幾つか要因がありますが
これまでの例は、臨床経験の中でも
よくある例としてあげてみました。
次からは、
【なぜ逆子になるのか】
【逆子を戻す体(環境)作り】について。
あ、その前に、逆子マークについて書こうかな。
まだまだ逆子記事続きます。

