逆子が治らない理由:羊水量 | 鍼灸師が創った元祖国産よもぎ蒸し【よもぎ庵】子宮菌活®

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【老舗よもぎ蒸し販売のよもぎ庵】

2002年の発売以来、本物志向、こだわるプロの治療院・助産院・サロン・美容室に選ばれる 【元祖国産よもぎ蒸し】

よもぎ蒸しに乳酸菌を加えたよもぎ乳酸菌蒸し(R)は、子宮環境を整える子宮菌活(R)として妊活に最適です。

おはようございます。
蒸しりんご店長のりんごです。

逆子の記事をしばらく書きます。




逆子は、逆子になった時に
多くの方が『自然に戻る』と言われているようです。


そして実際に、何もしていない人
何かの対策をした人
鍼灸治療をした人

様々な過程を経て
戻る人は戻ります。


しかし戻らない人もいる。


私の治療院でのある期間のデータでも

初診時の週数別逆子回転率は
以下のとおり。

・27週0日~29週6日 100%(9人中9人)
・30週0日~32週6日 92.8%(14人中13人)
・33週0日~34週6日 81.2%(16人中13人)
・35週0日~36週6日 40%(10人中4人)



週数が早い段階から次第に時がたつにつれ
戻りにくくなっていき

治療に通って下さり
一生懸命お灸も日々取り入れていただいても

33週~35週直前までの方で約20%の方は
逆子が戻っていません。


その理由は何なのか。

これも答えはもしかしたら

『赤ちゃんに聞いてみないとね』という話で

明確な答えは出ないでしょう。

いくつか想定されうることを
書いてみますが

今回は羊水の量に関して。


これは『逆子が治らない』要因というより

『逆子が治りにくくなる要因』と言えます。



逆子が治るには単純なことで
回るためのスペースが必要です。


十分なスペースがないと回るに回れない
そんな状況になってしまいます。


週数が早い段階はまだ小さくて
週数が経つほど大きくなる。

大きくなるほどに相対的に
お腹の中が動きにくく
赤ちゃんにとって狭くなる。


これは皆さんもイメージしやすいですよね。

ちなみに、赤ちゃんの重さは
おおよそで

28週 1000~1200g
33週 1800~2000g


おおよそですが、まだ大丈夫!と言われる28週で1000g
そろそろ慌てだす33週で2000gとすると


も大きさ違う!んです。



そしてもうひとつ、
お腹のスペースには

あかちゃんの大きさだけでなく
実は羊水の量も関係しています。


羊水の量は妊娠経過とともに
徐々に増加を続けていき
妊娠32~33週頃にピークを迎えます。

妊娠8週頃から10ml/週ずつ増加し
33週頃には最大量700~800mlにまでなります。

33週にピークを迎え
その後はすこ~しずつ減り

以後分娩まで漸減し、
妊娠末期、39週以降急激に減り
500mlになるという流れです。


こういう流れなので
羊水の量が激減して逆子が戻らない!

というほどダイレクトな影響ではないですが

まだまだ小さく、そして羊水の量が増えていく
28~32週までの逆子ちゃんと

33週以降の逆子ちゃんでは
やはり戻りやすさという意味では

逆子が治りにくい要因にはなります。


体作りは一朝一夕にしてならず、なので
28週の逆子と言われた段階で


体作りの下ごしらえ的に
簡単にお灸なり、他にも

妊婦の養生になることを
はじめてみるというのは、やはりオススメです。


逆子が治らない原因、続きます。

ママnextsei♡逆子が治らない理由:胎盤


本参考文献

寺尾俊彦監修 金山尚裕編:妊娠・分娩・産褥の生理、メディカ出版,2006
森恵美他:系統看護学講座、専門分野Ⅱ母性看護学各論、医学書院,2011