私事ですが。。
先日11月22日、父がこの世を去りました。
父へ供養の気持ちを込めて
「今」ありのままの気持ちを書いておこうと思います。
もし宜しければ、お読みくださいませm(_ _ )m
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10月の終わり・・
「ミカン送るの、もう少し待っとってね。」
電話で最後に交わした父の言葉です。
この数日後、父の容体が急変しました。
―― 父は事業で騙され、多額の借金を背負い、
両親は、私が6歳の時に離婚をしています。
小学校の卒業式以来、父とは20年以上音信不通となり
父が倒れたのをきっかけに再会しましたが、
脊椎損傷で下半身不随になり、車いす生活を送っていました。
ただ、脳に障がいが残らなかったのが幸いでした。
もう二度と会うことはないかもしれない・・
そう覚悟していた父からの連絡。
私の気持ちは複雑で、会う決心をするまでは
かなり時間が掛かりました。
でも、私が素直に「お父さん」と呼べる唯一の人。
後悔がないように一度は会っておこうと思い、
7年前会いに行きました。
会うまではすごく複雑な思いを抱えていましたが、
車いすで体が不自由になった父を初めて目の当たりにし、
これまでのことを後悔し謝罪する姿に、
もう何も言えませんでした。
この日、大阪へ帰る飛行機の窓から、
雲の上にかかる大きな虹を見ました。
夕暮れ前でキラキラした、とても綺麗な虹。。
父に会いに行って良かった・・心からそう思いました。
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ここまで書いて、暫くストップしてしまいました。。
今日は12月1日。
事情があって、父の最期に会うことなく、お別れをしました。
時間が経つにつれ、父の死にだんだん実感が湧いてきて。。
もう父は光の存在となって、きっと傍で見守っていると思っていても
ひとりになると、忘れていた思い出が蘇って、
何とも言えない気持ちになります。
ずっと離れて暮らしていたし、私の生活は何も変わらないけれど
やっぱり寂しいし、悲しいです。
私、再会した父にずっと遠慮していました。
体が不自由になった父を見て、
＜優しい娘＞にならないといけないと思ってしまい
時々、それが苦しかったんです。
父に対して恨み辛みはないけれど、
寂しかった自分の気持ちを素直にぶつけたかった。
少しくらい文句も言って、喧嘩もしたかった。
聞くのを避けていたけど、
父がどんな想いで生きたか、教えてもらえばよかった。
もっともっと、父と話せばよかった。。今更ですが。。
幼いころ、父と私は仲良しで、父と遊ぶのも大好きでした。
父の笑った顔しか覚えていません。
母は父のことを決して良くは言いませんが、
「父親として、ｓａｙａｋａのことはすごく可愛がっていたから
そのことだけは感謝している。」と何度か聞きました。
母が再婚した継父はいい人でしたし、
実の娘のように思ってくれましたが
継父のことを「お父さん」と呼んだことがありません。
私の父は実父だけ・・実父を忘れたくなかったから・・
だから再会した時に「お父さん」と呼べたのが、
本当に嬉しかった。
過酷な人生を選んで、生きてきた父。
その人生を最後まで全うした父。
体は不自由になってしまったけれど、
いろんなことから解放され、
それは神様からのギフトだったんだと思います。
そのお蔭で、再会もできました。
そして、少しだけ思い出も増えました。
私が会いに帰ると、薬の副作用でカサカサだからと
乳液を塗ってお肌を整え、頭にニット帽を被り
「よう来たね～」と嬉しそうに出迎えてくれました。
やっぱり私が思い出す父は、いつもニコニコ笑っています。
ある年の誕生日、お祝いされることに慣れていないから
プレゼントはもう贈らなくていいと断られました。
ところが、今年の誕生日前
「ｓａｙａｋａちゃんに頼みがあるんよ・・」
「誕生日のプレゼント復活してもらえんやろか？」
と言って、大阪にはたくさん美味しいお菓子があるだろうから
それを毎年プレゼントに贈って欲しいとリクエストされました。
お菓子なら、お世話してくれるヘルパーさんにもお裾分けできるからと。
愛情いっぱいの心優しい父でした。
父は私の中でずっと父で、これからも＜大好きな父＞です。
私は父の中でずっと娘で、これからも＜可愛い娘＞です。
言葉では伝えられなかったけど。。
お父さんがお父さんで良かったよ！！
今まで気づかなかったけど、
私はお父さんによく似ている！！
ずっと離れていたけど、
これからは傍でバッチリ守ってね！！
大好きなお父さん、ありがとう。。
今度会う時も「お父さん！」って声かけるね(*^▽^*)
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纏まりのない文章かもしれませんが
最後までお読みくださり、ありがとうございました。