「ヨガは生き方」とする考えを、少しでも分かりやすく解説しようと、
自分自身の感覚から、
「生き方」を “ How to BE ! ”
と、よりロジカルと思われる英語で勝手に表現してみたが、
実は「生き方」にはもう一つある。
それが、、、
“ How to DO ! ”
実はこれは自分が 行き着いた「生き方」のもう半分。
上はインドはリシケシのシバナンダ・アシュラムにある石碑。
滞在していた時は、単なる被写体として旅行者的に撮影したものだけれど、
今となっては、この四文字が自分の人生に大きな意味を持っている。
後半の “ DO GOOD “ 、、、
調べてみると、この言葉には「徳を積む」という意味があることがわかる。
「徳を積むことで、来世に より素晴らしい生をうける」という、
インド的宗教観によるものだと考えられる。
実はその考え方は「仏教」を媒体にして、
古代インドからはるばる日本にも伝わったはずなのだが、
しかし、現在の日本においては、
「徳(とく)」のある人 よりも
「得(とく)」のある人 との お付き合いを重宝する傾向が強い。
というより、それ以前に、
どんな人が「徳」を持っているかすら、見分けられない人も少なくない。
(国はあわてて「道徳」教育の必要性を訴え始めたけれど、、、)
残念ながら、「徳(とく)」は「得(とく)」とは違って、
お金や 偏差値や ネット上のいいねや友達の数など 目で見えるものではかることはできないものだから、
親や身近な人からの教えや、実際の行動を通して、心の目を磨くしかない。
履歴書や選挙ポスター、婚活プロフィールにも「徳レベル」が書いてあれば良いのだけれど、、、
(ちょっと前から流行っている「見える化」は出来ないので要注意!)
“ How to BE ” と “ How to DO ”、二つ合わせて、
「過去から現在 そして未来へ、死に方まで含めた『生き方』」
さて、ヨガ・ブーム、、、
もしかしたら、現代人が忘れてしまった大切な教えを、
若い女性にも飛びつきやすいよう、
Y O G A という四文字のpractice(訓練)に
ファッション性までまとわせて、再考させようと、
目に見えない大きな力が働いているのかもしれない。
そのYOGAを通して「気付き」があるかどうかは、その人次第。
ただ一度気付いてしまえば、
人間の身体や心が元来、徳を積むように設計されていることも分かってくる。
(もっともらしいけれど間違った)「常識」や
(お金 = 幸せだと勘違いさせる)「経済」や
(特定の人にだけ都合のよい)「空気」や
(人を量るためだけの曲がった)「教育」が
その大切な感覚を鈍らせているだけだということも。
そして、今一度 気付くためには「自分自身と向き合う」ことが大切だということも。
残念ながら「徳」ということでは、まだまだ未熟な自分自身がいて、
さらなる修行(practice)を通して、
少しでも高いところまで「徳」を積み上げたいと考えている此の頃である。
Hari Ohm
P.S. そのためのPractice の一つ Pose/Posture (つまりアーサナ)を
忙しいからと忘れちゃいけないと戒める自分もここに居たりする。
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