弘法大師1250年「三教指帰」⑧捨身ヶ嶽禅定 | 秩父曼荼羅小屋通信 ~武尚院 峯龍の求道日記~

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讃岐国に入ります。

阿波国、土佐国、伊予国、讃岐国と

弘法大師「三教指帰」を基本に

お大師さんの修行地を巡ってまいりました。


本日はお大師さんの生まれ故郷、

讃岐国に入りまして、

四国霊場73番我拝師山出釈迦寺の奥の院

である捨身ヶ嶽禅定を修行したいと思います。

詳しくは

出釈迦寺のHpをご覧くださいませ。

https://www.shusshakaji.com/


出釈迦寺は曼荼羅寺と
お隣状態の札所です。
我拝師山の山麓に建立されております。
今回は出釈迦寺のみの参詣となります。
本尊 釈迦如来

出釈迦寺では本堂、大師堂でお勤め後、
奥の院へ向かいました。

この参詣の主題は奥の院。
捨身ヶ嶽禅定だからです。
本日は、霧などで湿気がものすごく
奥の院参道は滑りやすい路面となっておりました。

捨身ヶ嶽への入口となります。
30分ほどきつい傾斜の参道を
登りますと奥の院に到着します。
奥の院山門。

のうまく さんまんだ ぼだなん ばく

奥の院本堂右側に捨身ヶ嶽禅定の入口が
あり、こちらから禅定が始まります。
禅定コースは鎖場が2ヶ所を含む岩壁登りが
捨身ヶ嶽まで続きますので、両手が使える
状態で登りましょう。
荷物があるのであれば、ザックに入れて
背負ってくださいね。



霧もはれて、捨身ヶ嶽からの眺めです。
高所感は結構ありますので、
高い所が苦手な方は注意が必要です。
この先から…捨身…されたと云われて
おります。

捨身ヶ嶽から我拝師山山頂へは
もうしばらく登ります。
山道は少しずつ歩きやすくなります。
我拝師山山頂

さて、下りは来た道を降ります。
当然、岩場も鎖場も降ります。
帰りは登り以上に慎重に降りましょう。

無事に降ったところで、御礼参りです。
岩倉大師
感謝
南無大師遍照金剛

合掌

午後は満濃池へ参ります。