弘法大師生誕1250年石槌山② | 秩父曼荼羅小屋通信 ~武尚院 峯龍の求道日記~

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石槌山登拝当日
国民宿舎石槌、土小屋からの朝陽です。
雨は降っておりません。温かい朝です。

土小屋、6時25分出立です。
土小屋ルートは
標高1500Mから尾根を歩きながら標高を
上げていきます。
景色も好く歩きやすい道です。

素晴らしい景色ですね。


まだ、谷には残雪が至る所にありました。
アイゼンを使う事は在りませんでしたが、
残雪通過に神経を使う場所も数ヶ所ありました。

二の鎖。
登山者トイレなどあり。

此方で土小屋ルートとロープウェイルートと
合流です。

環境整備部隊もトイレの補修に
当っておりました。

さて、二の鎖から一気に標高を上げていきます。
鎖を登らない方は、右に巻き道を登ります。
鉄の階段中心ですが、ガンガン登ります。
20分ほどで山頂に。



石槌山弥山に到着。
山頂付近は霧と風でした。
雨は降っておりません。
山頂に登山者は何方もいらっしゃいません
でしたが、
心置き無く神仏時間となりました。
山頂社では、
祝詞の奏上、般若心経など読経をさせて
戴き、登拝感謝と帰路の安全を祈りました。


天狗岳方面は全く視界きかず。
残念ながら天狗岳は次回以降となりました。
こんな時は神仏の示したとおりがよいです。
無理はしません。
妻も風で身体も煽られます。
霧を感じ、風を感じ、圧倒的な自然の力を
感じます。

そんな時間をしばし過ごしまして
山を下ることにいたします。

途中、二の鎖で皆様作業をしておりますので
お声掛けさせて戴きながら下ってまいりました。
300Mほど標高が下がると気温と日差しも
柔らかくなりましたので、
感謝の法螺を立てさせて戴きました。
下山してみればコースタイムは
往復5時間弱でした。祈りながら、画像を
とりながらでしたが予定より早めの
下山となりました。
国民宿舎石槌に戻り、
宿のスタッフとしばらく談笑して
秩父曼荼羅での石槌詣で企画を
話してまいりました。

その後
土小屋拝殿に無事下山のご報告。

ちょうどお昼となりましたので
モンベルカフェで昼食と和やかな
昼の一時を過ごす事が出来ました。

弘法大師の石槌修行。
先の焼山、太龍嶽、室戸の
「虚空蔵菩薩求聞持法」修行とはまた異なる
目的だった様に思えてなりません。
私的には日本の神信仰が基にある様に
思ったりもしております。
それも含めて宿題となりました。

さて、下山後は道後温泉でのんびり
してから、明日からは讃岐国に入ります。
朝イチで禅定予定となります。

石槌山登拝完

合掌