前振りが本編(笑)

その靴、ほんとにあなたの為のもの?



 薄手のカーディガンへ袖を通し、やっと初夏らしくなったと息をついた五月の下旬。


 澤井家住宅さんで、歩行専門の治療院・インソール作成の香川先生の勉強会へ参加してきました。

 大きな食卓を囲み、冷たいお茶をいただきながらのスタート。三枚の用紙が配られたのですが、それはいったん置き、前振りから……


その前振りも、めっちゃ面白い!!


・昨今の医療事情

・介護の現在や先行き

・業界の裏&お金事情(笑笑)

・靴の歴史

・日本と海外の靴に対する意識の違い

・世界の介護事情と意識の違いなどなど。


  一見難しい話しも、ユーモアのあるお喋りでスゥッと入ってきます。

 お金の話=つまり数字のデータ。各都道府県の医療費、介護費からいかに『介護、を予防する』と言うことが遅れているかがわかるそうです。

 先生が長年『介護を予防する』と言うことを考え、真剣に活動されてきたか、熱意を感じる知識の深さと広さでした。


 なかでも衝撃だったのが


ぼくは高齢者にはワークマンの安全靴を履かせる(笑)

“歩く・歩行“するためには、ある程度の“推進力“が必要。“硬くて・重くて・厚み“がないと。

 すごいグニョンって靴曲げてるCMあったりするけど、足(つま先〜足の甲)、あんなに曲がる人、いないよ(笑)保護できないよ(笑)」


 なんてお話し。



※実際に体を動かしながら説明してくださる香川先生


 先生の説明はもっとわかりやすくてもっと面白かったです。わたしが文字で表せないのが大変悔やまれます(笑)


 野球で有名なイチロー選手の靴の話が出たのですが、めちゃくちゃ軽いそうです。その靴はトップアスリートである彼だからこそ履きこなせるもので、わたしたちは靴を欲しがるのではなく、履きこなせる体を目指さなあかんねやーと(めっちゃ遠い目標やけど! 笑)


 物理的な法則が解るように説明しつつ


『高齢者の方がなぜ転倒するのか』

『その際になぜ体のある部分の怪我が多いのか』


そのような実例も交えたお話しは本当に目から鱗。


 わたし自身も、祖母が生きていた頃のことを思い起こし「もっと軽くて柔らかいくつの方が歩きやすいんじゃ」と感じていたなぁと。まさに真逆!


 そしてこれって『若い世代の、未来の話』でも。歩く、という動作は毎日することで、積み重ねられるものです。高齢者のことと括って他人ごとにはしていられません。


 また先生の話し方には


わかりやすさ・伝えていくこと・意識やなんとなくの常識を変化させ、自身の体にどう向き合ってもらうか


 そのようなカウンセリングに対する知識と真摯さも感じました。

 セラピストとして、そのような意味でもとても勉強になりました。


 次回はどんなお話しで、目から鱗の「た、たしかにー!」という体験させて頂けるのか、本当に楽しみです。

 


◇◇◇参加したWS情報 ◇◇◇◇◇◇








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