アルファロメオGTVの各所修理(第二話) | TOOLBOXの作業部屋

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2019年6月29日

車種:アルファロメオGTV
型式:E-916C1
年式:平成9年式
作業依頼内容:各所修理

 

前回の続きです。

 

前回の作業でエンジン&ミッションを降ろしたGTV。

今回はクラッチ交換から!

 

まずはミッションを取り外します。

 

しかし…

 

当然の様に固くて外れません

 

四苦八苦しながらなんとかとり外すと、

 

クラッチが見えてきます!

降ろしてみてはじめて気付いたんですが…

 

このクルマ、プル式クラッチだったんですね😅

 

どうりで外れない訳です。

通常、プル式の場合は先にレリーズフォークを取り外してからミッションを取り外すモノですが、

 

何も外さずにミッションをとり外していました😅

しかし…

 

どう見てもフォークが外れる形状に見えません

 

そしてフォークが写真の様に上に動いていて、結果的に綺麗に取り外せていたのですが…

 

元々こうやって外れる構造だった様です😆

 

プル式クラッチは赤い矢印部にフォークがはまり、黄色矢印方向にレリーズベアリング を引っ張る構造。

通常のプッシュ式とは異なりミッション取り外し時は注意が必要ですが…

 

予備知識がない車種だと区別が難しんです😅

 

フライホイールには細かいヒビや焼けなどはありますが、摩耗はそれほどしていません。

性能的な問題はありそうですが再使用はできそうです👍

 

クラッチカバーのプレッシャリング部も同様な状態。

クラッチディスクは…

 

スゴイ摩耗しています😣

これはまさに交換時期ですね!

 

クランクシャフト付近にオイル漏れ跡❗️

オイルシールから漏れていそうですが…

 

オイルシールがシリンダブロックに直接取り付けられています

 

普通の国産車なら「エンドカバー」部にオイルシールが付いているんですが、一部輸入車などではこの様な形状を採用されています。

 

矢印の部分でベアリングキャップと分裂する構造ですが、その隙間を埋める様にパッキンが内蔵されています。

そしてそのパッキンが痩せてくると…

 

当然オイル漏れを起こします😰

 

そして謎の黒い穴。

この奥ってどうなっているんだろう?

 

チョットいじってみるとボロボロと破片が出てきます😅

どうやらパッキン等では無さそうですが、この先がどこに繋がっているか次第でオイル漏れの原因になってしまいます。

 

オイルシールはどうあっても交換しますので、取外して内部を確認。

 

穴の中にパーツクリーナを吹き付けると、矢印の位置から吹き出しました🤔

位置的に考えて、

 

どうやらこの穴はオイルシールで塞がれる様です

 

じゃあ何の為にわざわざ加工したんだろう?

形状的にオイルラインがある様にも見えませんし、戻りのラインなら何処から来てるんだろう?

 

イロイロ考えた結果、元々ガスケット等(ゴミ?)で塞がっていたことを考慮して、この穴からオイルが滲み出してくるリスクを考慮して液状ガスケットで穴を塞いでおくことに。

 

ベアリングキャップ部は、オイルシールの手前までしっかりオイルが回っています。

まぁメインジャーナルですから当然なんですけど😆

 

本来ならこのベアリングキャップを取り外し側面のパッキンも交換したい所ですが、オイルパンを取り外したりなど作業が更に大変となり、工賃もかなり必要となってしまいます。

完璧に修理するなら必要ですが、

 

オイル漏れを起こすのはココだけじゃないですからね😅

 

ベアリングジャーナル部との合わせ目に液状ガスケットを塗布。

言い訳程度(?)ですがオイル漏れ対策。

基本的にココから漏れてくるオイル漏れでオイルが空っぽになる事はほぼ無いですし、フライホイールがある為クラッチディスクにオイルが付着する事も困難。

 

費用対効果を考えるとこういった修理もアリだと思います😆

 

ミッション側はオイル漏れは起こっていませんが、

 

矢印のインプットシャフト部から漏れ始めるとクラッチディスクまでオイルまみれになってしまいます

 

コチラはクランク側より慎重に対応が必要なので、

 

取り外してオイルシールも交換しておきます。

 

フライホイールを固定します。

クランクシャフト側のボルト穴はクランクケースまで貫通しているので、ボルトにはシール性の高い緩み止め剤を塗布しておきます。

 

締め付けはトルクレンチで!

メーカー指定の締め付けトルクは分かりませんが、ボルトの太さなどから他車種の値を参考に締め付けます。

 

クラッチカバーとディスクを固定。

しっかりセンターが揃う様に位置決めします!

 

レリーズベアリング取り付け部にはテーパー形状のガイド(?)があり、

 

レリーズベアリング側のテーパーと合い、自然にセンターが揃う形状😁

 

レリーズベアリングの固定は矢印のリングで行う様です。

ランサーとかインプレッサなどと同様ですね!

 

レリーズベアリングはミッション側に取り付け。

 

そしてミッションを取り付け!

エンジンが固定されていませんから意外と難しいです😅

 

ミッション取り付け後、レリーズフォークを作動させ「パチンッ!」とレリーズベアリングはクラッチカバーに固定されます😁

 

これでクラッチ周りは完成です!

 

 

ちなみに私を含め、ほとんどの整備士は「サービスマニュアル」を暗記はしていません。

まして今回の様な輸入車の場合、整備情報を入手する事自体大変なんです。

人によっては、

 

「それって問題ないんですか?」

 

と心配される事もありますが…

 

正直完璧ではありません😅

 

その様にマニュアル至上主義の方はディーラーで作業を行うか、マニュアルが存在しない車は乗らないことをお勧めします。

 

輸入車や古い車は情報が手に入りにくいからこそ大変で、上記の様なユーザーが少なくないが故に

 

ショップから修理を断られるんです

 

こういった修理はあくまでも「ユーザーさんの協力」が無いと進めること自体難しいんです。

当店としてもこういった事を理解できないユーザーさんのご依頼は断っているんです。

 

私は手元にある情報と、今までの経験を基に自分なりに考察して修理する様にしています。

その行為から得られる結果こそ「整備士のセンス」なんじゃ無いでしょうか?

 

そして今回紹介している様な内容が、次に作業をしている人の役に立つからこそ、

 

こうやってブログにまとめているんです😄

 

こういった情報が我々にとっては非常に大事なんです。

私自身もイロイロな方の投稿や情報に助けられています😊

 

受けた恩はちゃんと返せる様に心がけています👍

 

PS、でも電話で問い合わせたりとかは相手の時間を奪う行為なので絶対NGですよ!

(私は問い合わせには答えません。ココから先は自力で考えましょうw)

 

 

次回に続く。

 

 

 

444-1222
愛知県安城市和泉町大海古3-12
くるまの修理屋さんTOOLBOX
TEL:0566-55-4015
E-mail:muro.gnomise@gmail.com

URL:http://www.muro-gnomise.com/

 

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