仙台旅行に導いてくれたもの

 

 

Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd   

  ”RE_PRAY” TOUR  宮城公演

 

幸運にもチケットを入手することができた。

 

こんな幸運、2度とないだろうな…ていうくらいの幸運。(何度言う?笑

当選通知が来た時からこんなことあっていいのかな?ってドキドキが止まらなかった。

 

 

プロ転向後、しかも単独公演は初めての参戦。

観客席どこを見渡しても人、人、人…!

 

 

 

もう…本当に言葉にすることができないくらい…

 

とにかく「来れてよかったビックリマークこの時間が永遠に続いてほしい…!!終始そう思ってた。

 

ものすごい量の歓声が会場を包むのだけれど、こういう時に声を出すことが本当に苦手で…汗

声援送りたい!って感じているのに、声が出ない。

声にコンプレックスがあって出せない+私なんかが声援送っていいの?ってナゾの気持ちがある。

内側では「うわわわわ~~~っっ!!!!!!って感情揺り動かされっぱなしなのに

出来るのは思い切り拍手を送るくらい…  何度参戦してもこんな感じ…トホホ

 

ひとつひとつ丁寧に音を拾って行くような、音を紡ぎ出しているような、音を奏でているような、

美しくて、力強くて、繊細で、時に切なくて、時に物悲しくて、時に力を与えてくれて…

とにかく尊い…

 

知りうる限りの《感動》を表現する言葉を羅列したくなるような、

 

そんな時間。(飽くまでも私感です)

 

 

 

 

 

特に初日は全演目ノーミス演技を成し遂げた日。

こんな衝撃的な現場に居合わせることができたなんて、ほんとに幸せ。ありがとう愛

 

 競技を見ていると、演技後の選手は息がすごく上がってるし、インタビュー中も汗が止まらないような状態。

全力疾走した後みたい。1曲でもそれくらいの体力使うのに、10曲以上も1人で滑るって一体どんな精神力と体力なん?

しかもどれも全身全霊込めて滑ってるのが伝わってきて⋯どれだけ真摯なん?

 

 

 

1日挟んだだけでこれを2公演やるって、最強だ⋯

 

 

1日目終了後のインタビューで「オリンピックより圧倒的に練習している」とおっしゃったそう。

THE  アスリート。きっともっともっと進化していくんだろうな。

 

 

いつか夢は終わる。それがいつなのかはわからないけれど…

でもそれまで、これからも進化し続ける彼の夢の続きの物語を見ていきたい。ファンの末席として…

(夫に全公演追ってないし、グッズも全部買ってない時点でファンじゃないって言われて…かなりグサッって来てるんです泣分相応に追ってるだけじゃだめなの?)

間違いなく私のこの夢の方が先に終わるけれどもね笑

 

そんなことを考えながら見ていたら千秋楽には知らないうちに涙がすーって伝って来た。

 

こうやって現地で見届けることができるのはもうないかもな…ていう気持ちと

今まで応援してきて本当によかったな…ていう気持ちと

これからも応援させてもらってもいいですか…ていう気持ちと

 

何よりこんなにすごいものを魅せてくれた感謝の気持ちと…

 

他にも色んな気持ちが綯い交ぜになって零れた涙。

 

感動をありがとうございました!

 

2公演分のチケット代出してくれて、4日も家を空けることを了承してくれた夫にも感謝ですお願い

 

 

 

誰かが言っていた。現地観戦は中毒性があるって。一度観たらまた観たくなるって。

本当にその通り。

だから毎回チケット争奪戦は起こるし、そこに何度も参戦しちゃうんだよな…。年甲斐もなく…あせるあせるあせる


 

 

はぁ⋯まだやらかす?

 

こんなに幸せな気分に浸っている間もなく、やらかしは続く…

 

1日目。

 

会場が仙台市内からちょっと離れていて電車とバスを乗り継ぐか、シャトルバスで行くか。

電車の本数はそれほど多くないしどうせやらかして乗り損なうだろうし

ちょっと金額はかかるけれどシャトルバスを選択。


ネットでチケット購入してぇ、店頭でチケット受け取ってぇ、ちゃんと2往復分クリアファイルに入れてぇ…


当日、シャトルバスにはちゃんと乗れた。会場まで座って行けるしワクワクした気分のまま会場入りでき、

運転手さんありがとうお願い

 

で。

 

帰り道に事件は起こった。

 

会場を出て人の流れに沿ってバス乗り場に向かっていた。

風が強かった。

大勢が乗り込むからスムーズに乗れるようにクリアファイルを手に持っていた。

 

それが間違いの素だったあせる

 

まあ、興奮冷めやらぬ状態でふわふわ浮足立ってる感はあったのですが…

 

目の前でちょっとしたアクシデントがあったんです。そちらに手を貸したんです。

その瞬間、手元のクリアファイルから気が逸れた。

何事もなかったように周囲も動き出したから再びその波に乗って歩こうとして

ふとクリアファイルを確認したら

 

チケットがない!

 

その日の復路の分じゃなくて2回目の往復分。

 

慌てて戻ったけれどどんどん人が来ていて足元が全然見えない汗

風も吹いていたからどこかに飛ばされたのかもしれない汗汗

 

少し探しただけで諦めました…泣

 

荷物に紛れてしまうとパニックになると思って纏めて入れてたのだけれどそれが間違いだった。

机の上の見えるところにでも置いておけばよかった。

もう後の祭りでしかない…泣泣

 

もうね、帰りのシャトルバスの中から速攻チケット手配しましたよ。

まだ購入できるのかドキドキしながら。もし入手できなかったら電車の時間を検索しないと…と考えながら。

「このチケットはすでに発券されています。再度購入しますか?」のメッセージに

ああ、この費用はどこから捻出しよう…と頭の中で計算しながら「はい」をポチ。

そして既視感に襲われながらもチケットを発券して…無事に2日目の公演もシャトルバスにのって会場入りできた。

 

のに。

 

2日目のまた帰路。

 

 

規制退場に従って会場から出た。この日は1日目の座席とは反対側だった。

1日目と同じように人の波に乗ってシャトルバスに乗り場に向かった。

 

はずだった。

 

歩いても歩いても乗り場に着かない。

 

そのうち駐車場があってそちらに流れていく人波。

 

少しずつ歩いている人が減っていく。車に乗り込む人。タクシーに乗る人。

 

段々「あれ?」と思い始めた。来るとき、こんなに歩いてないぞ?

 

タクシーの運転手さんが予約のお客さんを待って外で談笑していたのだけれど

もう焦りが出始めていたので、躊躇する余裕もなく、図々しくも「シャトルバス乗り場、ご存じですか?」

「多分…あっちだよ、会場の方までもどってその先。」

 

小山をたらたらと下って来たのだけれど、会場に戻るってことはそれを昇るの?

 

教えてくださった運転手さんにお礼を言って、来た道を戻った。

頭の中に「最終バスは〇時」の看板が浮かぶ。来るときに見かけ、まさかその時間になることはないよね…

なんて思っていたのに、どんどんその時間が迫ってる。

 

小雨が降っていたけれど傘をさす余裕もなく、小走りでさらに進む。

 

するとバスが停まっていてその手前には長蛇の列。

 

あれ?だいぶ近いけどもしかしてやっと着いた?と思いながらちょっとほっとして最後尾に並んでいたのだけれど、

よく見渡すと「〇〇円ご用意ください」の札が掲げられている。え?チケットあるのにお金払うの?

とオカシイと思い、前に並んでいた方にシャトルバスの列かどうか尋ねたら、路線バスの列だったというオチ。

 

ああ、最終のバスの時間が迫ってる…と焦りながらさらに小走りで戻り…

小山に昇りかけたところですれ違った方に再度バス乗り場を尋ねた。

どうやら山登りはせずに済みそうな道だって教えていただいた。羽生さんファンの方、あったかい!

と浸ってる間もなく、時はどんどん過ぎる。

最近、こんなに走ったことあったっけ?ていうくらい走って走って(全速力じゃないけど自分の中では全速力)

横断歩道の誘導の方にもう一度尋ね「〇時までですよね」と聞くと、

「この先です。大丈夫ですよ!」と言われ、少しホッとして…

ようやくバス乗り場に向かっているであろう人波に合流…

 

間もなく乗り場に到着したけれど、すっごい数の人でごった返してて、

小雨は止む傾向にあったけれど風が強くなってきて、寒くて…バスに乗れるという安堵もあってか

胃がシクシクしだしたガーン使い捨てカイロをこっそり貼って凌いだ。持っててよかったよ。

 

最終予定の〇時は多分過ぎてたと思う。

折り返し運転をしてくださってるから運転手さんも大変よね。

道路の状況もあるだろうしね。

 

どれくらい待ったかな。30分くらい?

ようやくバスに乗り込めて一路仙台市内へGo。運転手さんが、だけど。

そのあとは半分夢の中へ行ったり来たりしながら到着を待つのみ…

 

幸せに浸るだけならよかったのに…

 

 

はぁ…なんでこんなにやらかすんだろうショボーンショボーンショボーン

どっかなんかあるのかな…ショボーンショボーンショボーン

 


冷えた体に優しい…

 

汗をかいて、雨に濡れて、風に冷やされて…そんな体に優しい夕食をいただいた。

 

実は席の予約を入れていたのだけれど、やらかしのせいで遅れることが確定。

仙台駅についてそこからその旨を連絡。

「わざわざ連絡していただいてありがとうございます。気を付けてお越しください」

との温かい言葉を頂戴した。つくづく「仙台ってあったかい街!」

 

伺ったのは Cafe &Bar Sunnyplace

 

水色のドアがかわいいお店。仙台のお粥やさん。

 

 

ドアを開けたら店長さんと思しき方が「お待ちしてました」と声をかけてくださった。

 

手前にも席があるのだけれど、奥の扉の向こうにもスペースがあってそちらの席に座った。

お客さんだけの空間。ちょっと面白いつくり。

 

いただいたのは一番人気の

鶏の薬膳風玄米がゆ。お漬物と味玉と春菊のサラダ付き。

木のお盆に木のスプーン、木のお箸。見た目も温かい。

 

鶏肉がほろほろで、玄米もめっちゃ美味しい。鶏のうま味も出てる様子。

冷え切った体に沁み込む、優しい温かさ。

なんの予感がしたのかはわからないけど、こちらのお店をチョイスした自分、ナイス飛び出すハート

お野菜大好きなので、ほろ苦い春菊のサラダも嬉しかった。

おかゆは途中でブラックペッパーを入れて味変が楽しめるのだけれど、

さらに温まりたくて多めにいれてスパイシーさを楽しんだ。

お粥にブラックペッパー、ありありです。おうちでも真似しよっと。

 

来たときは胃の痛みに全部頂けるかしら?と思ったけれど、しっかり完食。

食べ終わったころには胃痛も治まってた。薬膳効果?


お店から出ると、一層風が冷たく強くなってた。花冷えってやつかな。


ホテルに帰って、熱めのお風呂に浸かって早々に寝ました。