__『決して食べちゃあいけないよ、主成分は利己主義(エゴイズム)だから。』__
製作者:SEVENTHLINKS
Mixing:はるお氏
Illustration:古宮氏
唄:Flower
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自分の意思じゃない
決して死に至る危険性はない
文字を白紙の船に乗せる
それがなかったなら、何も所有していないから。
ペン先は針 滲むブラックブルーは毒を吐いて
丁寧に、鮮明に、突き刺すような色で
心底恐怖くなる、心底畏怖くなる。
何も言えずに閉じ込めてた その全てが
養分となる。養分となる。
吐き捨てた棘を拾って 悪い悪い毒に仕立てて
養分となる。養分となる。
誰も食べられないように
自分だけが食べられるように
これが人生の一部
絞り出す体の液の一縷
誰かに迷惑をかけている訳であるから代償が必要だ
今日は やけに筆が進む
嫌なことを言われたから。
理不尽な目に合/遭ったから。
きっとそう。そうに(間)違いない。
本質は同じ ただ理由をつけんのが上手くなった
狡猾で、曖昧で、見/視えなくなっただけ
何にも変わらない、何にも変わらない。
誰にも言えずに殺してきた その全てが
養分となる。養分となる。
ぐしゃぐしゃの糸を解いて 苦い苦い色を塗して
養分となる。養分となる。
決して食べちゃあいけないよ
主成分は利己主義(エゴイズム)だから
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流れ弾のような攻撃に対する 実に正常な防衛の反応である 単なる文字の羅列に一体、どれ程の力があるのか。
大変高尚な、そして安全な易しい実験であるからして、ほんの僅かな心配もいらず 同情の余地も一切ない。
積み重ねたページを括って、焦土と化した幻想郷に送る信仰は止まず、病的なその姿は
たなびく煙に乗って 雲に消えた灰色の空気が町/街を包み込み 喧騒の中、ただ1人泣いている。
静かに。けれども 力強く証を残して。
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感覚は死滅 やがて中枢は壊れていって
脳幹も、心臓も、痛みで麻痺している
心底疎ましい、心底疎ましい。
ずっと消せずに蝕んでる その全てが
養分となる。養分となる。
吐き捨てた棘を拾って 悪い悪い毒に仕立てて
養分となる。養分となる。
誰も食べられないように
自分だけが食べられるように
大事に認めた文字
ただ1つとして千切れず 無駄なものはない
白紙の上で
存在意義を貪って
静かに けれども強く証を残して