男の手料理、なんてぇ、聞くと、殆どの御仁が想像するのが下の様な料理。
鯖缶をそのまま火にかけ、刻んだ長ネギを乗せただけだが、これが鯖缶の一番旨い食い方だと思っている。
火を加えると汁があふれ出すのであらかじめチョイ出して置き、中身がグツグツ言ってきたら、刻んだネギをのせる。
鯖の水煮でもメーカーによって味かげんが違う、それは手前で微調整・・・・。
半分ぐらい食ったら缶詰に出しておいた汁とネギを加え、再び火にかけて暫し煮る。アタシは半生のネギが好き、これだと長ネギ一本は、ぺろりと食ってしまえる。
節分んで余った豆は、毎年こうして豆御飯にして腹に納める。
油揚げをフライパンで焼き、賽の目に切った物と豆を研いだ米に入れる。この時酒・蕎麦汁の素を加えて炊けば、旨い豆御飯の出来上がり。
以前は酒・出汁昆布・醤油を入れて炊いていたが、最近は手抜きで蕎麦汁を使う・・・・。
オマンマの菜に香子は欠かせない、白菜・紅芯大根・高菜を漬けた後、また白菜を漬けようかなと八百屋に行くと、紅くるりてぇ名の大根を売っていた、
そこでこいつを買って帰り、銀杏に切って塩漬けにし、その後ザラメと米酢に漬け込んだ・・・・。
酢の物に使う良い米酢を使うのは勿体ないと、大手メーカーの安い米酢を使うのも生活の知恵。使う酢も、三種を使い分けている。
そうそう、使い勝手の悪い黒酢もあり、これはポン酢を作る時に使用。他にワインビネガーが有ったのを忘れていた。
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