昨日は一気に秋になったようで半そでではうすら寒くサマーカーディガンを引っ張り出して羽織っていた。風も北よりの風でふくたびに涼しすぎる。散歩道は落枝が未だぶら下がっているが、懸命に数名の植木屋が片づけているが、なかなか全部は片付かない。恐る恐る上を見ながら下も見ながらゆっくり歩いてくる。

 

 地震ははるか南方洋上の鳥島沖で陸地での観測記録はないがM=5.9震源深さは10㎞と 北海道の留萌で最大震度4 M=3.6 震源深さは10㎞の2回観測された。

 

 

 鳥島沖の地震は陸地での観測はないが(震度1も観測されていない)午前8時半ごろからTVのテロップで津波注意報が出て、繰り返し繰り返し「海岸から近づくな 離れろ!」第1波はすでに到達したが、大きな第2波が来るかもしれないと11時ごろまでTVジャック。結局何事も無しで伊豆大島への定期船が3航海欠航になったとのこと。

 

 その原因は東京大の佐竹健治名誉教授は海底火山の活動が活発になり、マグマが上昇して海底面が隆起する「トラップドア断層破壊」が原因だった可能性があると指摘している。2015年の地震を調査し、トラップドア断層破壊が津波を引き起こしたことを確認したという。佐竹名誉教授は「今回の地震や津波の観測データは、15年とそっくりだ」と指摘する。

 

「トラップドア断層破壊とは,カルデラ壁に沿って地中に伸びる円形の断層構造(環状断層)の破壊と,その直下でマグマを溜め込んだ水平な板状の割れ目(マグマだまり)の開口が同時に発生する連動現象(図2a)であり,マグマだまり内の高圧マグマから受ける上向きの力を駆動力にして発生します

 東北大の今村文彦教授は「この付近は火山活動が活発で、今後も津波の発生に注意する必要がある」と津波警報が解除されてもまだ来るかもしれないので注意怠りなくと指摘している。

 

 何やらまた新しい言葉が出ているが、海底火山のカルデラの下のマグマが変形してカルデラ外輪山の内側の壁が破壊して地震が起きて海面が上昇したことで津波が起きたとのこと。

 

 本当だろうか?

 

 海底火山のマグマの爆発でドンと海底面を瞬間的に持ち上げすぐに爆縮で戻る海底地震での圧縮波(P波)が津波を起こし海底地盤面を持ち上げることが無いので第2波の津波が起きない地震であるはず。P波だから伝播速度は速い。台湾花蓮地震でも同じ。第2波の剪断波は水は伝わらないはずです。

 

 地震学者は地震は物理的な破壊論であるので何やら「トラップドア破壊」などと言っているが単なる小さな海底地震でプレートを持ち上げるような地震ではないので津波は起きるはずはない。カルデラの内側の高さが1万m直径6千mのリングの壁がずれて破壊するにはかなりのエネルギーが必要だし、ゆっくりずれての破壊では津波は起きないし、瞬間的なずれ破壊でないと津波は起きるはずはないだろう。マグマ溜まりの膨張変形では瞬間的なエネルギーは無いだろうし、・・・間違っていませんか?

 

 東日本大震災では津波情報を過少評価したことで多数の死者が出て大きな被害となってしまい、これを反省して、能登元旦地震では震源が沿岸であり津波となる海水はないにもかかわらず(佐渡沖では小さな津波となったが)で「東日本大震災のような大津波が来るぞ」と大げさすぎて消防活動は腰が引け朝市の大火となり、台湾でも今回の鳥島でも大津波など起きるはずもないのに騒ぎすぎ。いずれにしても地震発生のメカニズムが分かっていないので津波発生のメカニズムも分からないらしい。分からないから、陸地での地震でも「津波の心配はありません」などとオオカミ少年を繰り返し、肝心な東日本大震災のような地震での大津波は「想定外」で逃げてしまう。

 

 地震学者さん、津波学者さん 南海トラフなどでも大津波は起きません。

 

 昨日出版社へ「間違っていませんか? 地震学・火山学・火災学」の原稿を郵送したが、またこのような津波の事を追加しないとならない。

 

 さて、今日の雪景色は我が家の下を流れる浅川と富士山