外国人お断り | オーストラリアで日本語を教えるカエル先生の修行日記

オーストラリアで日本語を教えるカエル先生の修行日記

でも、教育に関することや学校生活のことというより、日々の愚痴のほうが多くなりがちだと思います。だってね~。奥さんマディソンさん怖いし、子供たちはパワフルだし・・・。

今日、久しぶりに夕方マーケットに行ったらある野菜屋さんのおじさんに、


「どこから来たんだ?ジャパニーズか?」


と、呼び止められた。だから、


「うん、そうだだよ。日本から。東京出身」


と、答えたら、おじさんうれしそうに、


「お~、コンニチハ~。オレは40年前に日本に行ったことがあるんだぞ。東京と横浜に行ったんだ。川の脇に工場が密集していたぞ。どこかわかるか?」


。。。。と言われてもね~。川の脇に工場がたくさん。。。40年前じゃ景色も随分変わっているだろうし。。。それにしても、日本でまず一番に覚えているのが工場が立ち並ぶ景色か~。。。。


と、ガックリ来てたら、さらにガックリする衝撃的な発言、


「喫茶店に入ってコーヒー飲もうと思ったら、外国人お断りって入れてくれなかったんだよ」


「え~、ヒドイ~、ゴメンよ~、今はそんなこと絶対無いからね~。ゴメンね~。40年前とは随分違うからまた行ってみてよ~」


人懐っこい明るいおじさんで、これを根に持って日本を恨んでるって感じではなかったけど、日本の話題になるとこの話をするのだろうなぁ。もう何万回としたんだろうなぁ。あ~、マジで、今、もう1回日本に行って欲しい。


40年前といったらまさに僕が生まれた頃で、まだまだそういうことあったのかなぁと思ったりするけど(だから許されるってわけじゃなくて)、でも、僕のオーストラリア人の友達で、20年前東京でワーホリ中にこれと同じ経験をしたヤツがいる。僕の世代の男だよ。20年前だよっ。「外国人お断り」という理由でラブホテルに入れなかったのだと激怒していた。ヤツもその時思い出してまたカッカしてたけど、それを聞いた僕だって超驚くし激怒したさ。20年前の東京でまだそんなことがあったなんて信じられない。


今の日本じゃこんなことは無いよね。絶対に無いよね。海外で暮らしている僕はここで「日本人だからダメ」なんて目には一度も会った事がないよ。海外で暮らす日本人が正当に扱われているのだから、日本で暮らす外国人も正当に扱ってあげてね。


「外国人お断り」って随分ヒドイじゃないか。なんだよそれ。プンプン。


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