日本の製造業が為替への耐久力を高めています。
以前は脆弱だった為替変動に対して、日銀の分析では「感応度ゼロ」となっている。


輸出財の高付加価値化。

つまり、価格に寄らず売れ続ける製品へのシフトだ。


現在、商品価値を高めた事で為替変動に増加傾向が変わらない点。
「生産の現地化と国際的な通貨管理」の一言に尽きる。かつては円安が進めば海外で値下げし、シェア拡大を急ぐのが常道だったが、最近は価格を据え置いて利幅を確保する事が多い。


価格競争力が高まっており、逆に円高局面でも輸出量を減らさなくて済む状態だ。


しかし、今後はトランプ政権の通商政策による貿易摩擦が甚大な影響を及ぼしそうだ。
米国の関税が中国のITや半導体事業に影響を及ぼせば製造装置や部品を出荷する日本にも響く恐れがあります。


車関税25%を含め、為替変動より影響度ははるかに大きい。