さいたま市が抱える課題として必ず挙げられるものに、区画整理事業があります。現在、市内で30近い区画整理事業が計画されていますが、財政的な課題もあり、進捗が芳しくない状況です。
 区画整理事業は、完成まで長期間を要するものも多く、段階的に進めていく必要がありますが、事業が途中段階で長期停滞するような場合、未活用の私有地の発生や想定外の抜け道に伴う事故など、様々な問題が発生します。
 そのため、さいたま市では、選択と集中を進めるため、長期に渡り事業が未着手の地区については、区画整理事業を解消する一方で、限られた財源を緊要度の高い区画整理事業に優先的に配分し、早期の完成を推進することとしています。
 こうしたさいたま市の取り組みを後押しすると共に、大半の区画整理事業においては、収入の半分以上が国庫補助金となっているため、国においても早期の予算的裏付けを進め、市の事業を後押ししていきたいと思います。 
 上記の状況は、都市計画道路の整備等についても当てはまるため、併せて取り組みを進め、住みやすい街づくりを目指します。
 写真は、東浦和第二土地区画整理事業を示す看板。