通常国会も中盤から終盤に差し掛かってきました。本国会は、幅広い分野で仕事をさせて頂きました。ただ、あまりにもバタバタしており、ブログを通じての報告があまり出来ておりませんでしたので、おそばせながら少しづつ今国会での活動報告をさせて頂きます。

 

まず、今国会で一番力をいれていたのが、夏頃に政府でまとめられる予定の財政健全化計画の原案づくりです。自民党の側では、財政再建に関する特命委員会(委員長:稲田朋美政調会長)が設置され議論が行われてきました。私は、その特命委員会から、党側の財政健全化計画の原案作成を依頼されている、行革本部(河野太郎本部長)の事務局として、実務的な作業を進めて来ました。

 

財政健全化については、昨年末の消費税延期の際も大議論がありましたが、私も「村井試算」というものを示させて頂いた通り、消費税引上げを延期をしても、2015年度にプライマリーバランスの赤字半減が実現できる見込みです。

 

今後は、次の目標である2020年度のプライマリーバランスの黒字化達成に向けた取組みを加速化する必要があり、そのための計画が今般議論をされている財政健全化計画です。本計画を巡っては、前提となる経済成長率や税収弾性値などの理論的な議論や、それぞれの立場からの政治的な議論など、山あり谷ありではありますが、そのあたりの点を、これから何回かに分けて解説させて頂きます。