台風19号による被害で30人以上の人が亡くなり、15人が行方不明と報道されている。
 特に大雨による被害が大きく、川が急に増水し、堤防が決壊し、住宅が水に浸かっている。
 テレビから家の屋根上、ベランダからタオルを振り、救助を求める姿に早く早くという思いに駆られた。
 復旧・復興には政治が必要である。安倍総理は8時過ぎに官邸に入り、関係閣僚会議を開き、非常災害対策本部を設置し、夕方にも対策本部会議を行っている。極めてスピード感のある対応と受け止めながら、被災者に安心感を与えることが一番であり、その点、リーダーシップが行き届いていると思った次第だ。
 亡くなられた方々のご家族、被災された皆様に、心からの哀悼とお見舞いを申し上げる次第である。
 ラグビーワールドカップ日本は、強豪スコットランドを破り、初の決勝トーナメント進出を決めた。
 勝利のインタビューで、リーチ・マイケル主将はじめ、日本選手が台風19号にも触れ、被災された皆さんに心からのお見舞いを申し上げながら、復興に向けラグビーが元気や勇気を与えたいと話していたことが印象深い。まさにスポーツマンシップである。
 試合中、激しい小競り合いもあったが、終わったら日本チームはスコットランド選手に敬意を表し、列を作って送り出した。まさに「ノーサイド」の光景である。
 それに比べテコンドー協会の内紛ともいえる醜い争いや、2回目の暴力事件を起こしておきながら、反省するのではなく、相撲協会の対応を批判し引退した貴ノ富士は、スポーツマンと言えない。
ラグビー選手の心構えをテコンドー協会も貴ノ富士も見習ってほしいものである。