北海道胆振東部地震から今日で1年である。あの日の夜中、東京で小野寺防衛大臣(当時)からの電話で大きな地震発生を知らされた。
 あの時、小野寺大臣はイタリアのローマに出張中だった。関係者にすぐ安否確認をしたものだった。あらためてお亡くなりになった方々、被災された皆さんに心からのお悔やみとお見舞いを申し上げたい。
 復興、復旧に向け、国、道、関係自治体は努力しているが、今尚、1000人以上の方が避難生活されていると聞く。一日も早く元の姿に近づく事を願ってやまない。
 昨日の日露首脳会談について、報道は「進展せず」という見方だが、私はそうは思っていない。
 メディアが大阪でのG20(20カ国金融・世界経済に関する首脳会合)で「大筋合意か」という報道をされたが、安倍総理はじめ交渉関係者がそのような認識を述べたり、期待感を抱かせた事はない。
 私は日露関係、特に北方領土問題解決、日露平和条約締結を一日も早くと考える者として、いつも首脳会談が行われる度に、ワクワクする。
 安倍総理とプーチン大統領が27回も会談する事は、間違いなく前進している証拠である。
 国境画定、領土問題は竹を割った様にスパッと簡単に解決するほど、容易ではない。お互いの名誉と尊厳があり、歴史の積み重ねに沿って進めていくしかない。
 その意味でも今回、11月16日、17日のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で首脳会談する事が約束された。両首脳がそれぞれ忌憚のない話をし、目標に向かって進んでいる証である。
 チリでの首脳会談に向け、交渉関係者は全力で安倍総理を支えて戴きたい。
 元島民の思いは、「自由に島に行きたい」「海を使わせてほしい」「一島でも二島でも還していただけるものは還してほしい」これが一番の願いである。
 戦後、島を去らざるを得なかった元島民の皆さんも残念ながら3分の2の方は亡くなってしまった。今残っている人たちの平均年齢は84歳である。人生時間は限られている。
 元島民が一人でもお元気であるうちに解決しなければといつも心している。
 安倍総理の考えが北方領土問題解決の一番の道である。安倍総理にしか北方領土問題解決、日露平和条約締結は出来ないと私は1000%の信頼をもって応援して参りたい。
 昨夕、足寄高校同窓会有志が私の参議院議員当選を祝ってくれた。東京に居る同級生が中心になり、選挙中、ボランティアで証紙張り、電話がけ等をしてくれた仲間である。家内や秘書も招いてくれ、心のこもった会となった。
 高校3年の担任であった坪谷昇先生が駆けつけて下さり、有難い限りだった。
 坪谷先生は11月27日に88歳の誕生日を迎えるので、みんなで「米寿」のお祝いをする事にした。
 足寄時代からの良き仲間、恩師に心から感謝するものである。

※足寄高校同窓会有志の当選祝勝会

※高校3年の担任だった坪谷昇先生と