フランスの大統領選挙は独立系中道のマクロン候補と、極右政党国民戦線のルペン党首の決選投票になった。来月7日の投票日、フランス国民はどんな選択をするのか注目したい。

 それにしても社会党と共和党の二大政党候補が初めて決選投票に残れない展開に、一回目の投票をしたフランス国民が一番驚いているのかもしれない。

 アメリカでも変化を求めフランスでも新しい動きがみられる。イギリスも総選挙を前倒しにした。

日本も国会開会中は「解散」の二文字は排除できなくなってきた。緊張感を持ってアンテナを高く掲げて参りたい。

 ペルーの日本大使館公邸人質事件から20年経ち、首都リマではミサが行われたと報道されている。

 当時、日本は橋本総理、ペルーはフジモリ大統領だった。私は毎日外務省のオペレーションルームに差し入れをし、外務省職員を激励した。

無事解決した後、外務省から「心から感謝して」と書かれた銀の盆を戴いた。今も大事にしている。

 20年の歳月を振り返りながらあの時、日本人を救うために犠牲になったバレル大佐、ヒメネス大尉を偲ぶものである。

 事件後、2人のご家族を日本に招待し感謝の意を表したが、お元気でいらっしゃるだろうか。

バレル大佐の5歳の男の子はもう成人になり、何をしているだろうか。忍者遊びをしたことが懐かしい。

もう一回ご家族に感謝の気持ちを伝えたいものである。