体操全日本個人総合選手権で内村航平選手が10連覇を達成した。

10連覇で思いつくのはスピードスケートの橋本聖子選手とレスリングの吉田沙保里選手であるが、内村選手の偉業を称えてやまない。

 今回も首位と0.050差を最後の鉄棒で逆転した。昨年のリオデジャネイロオリンピックでも0.901点負けていたが、最後の鉄棒での大逆転だった。

 こうした状況で実力を発揮する内村航平選手は、やはりキングと呼ばれる所以だろう。

 2020年東京オリンピックが楽しみになってきた。

 アメリカがシリアを攻撃した。これにプーチン大統領は「主権国家に対する侵略」と述べた。

 7日、安倍総理は「シリアにおいて再び化学兵器によって何の罪もない多くの一般人が犠牲になった。幼い子供達も犠牲になった惨状を目のあたりにして国際社会は大きな衝撃を受けている。極めて非人道的であり、国連決議にも反する。化学兵器に拡散と使用は絶対に許せないという米国政府の決意を日本政府は支持する。今回の米国の行動はこれ以上の事態の深刻化を防ぐための措置と理解している」と記者団に説明した。

 ここで重要なことは、安倍総理は非人道的で国連決議にも反する化学兵器の拡散と使用は絶対に許さないという米国政府の「決意」を支持し「理解」しているのであって、米国の武力行使そのものへの評価をしていないことである。

 ここは安倍総理がロシアにも十分配慮していることがうかがい知れる。

 外交はバランスである。安倍総理の懸命な頭作りに頷く次第だ。