朝日新聞「ファクトチェック 政治家の発言、点検します」というコーナーがスタートし、注意深く拝見した。
安倍首相の1月20日の施政方針演説で「兼山のハマグリは土佐の海に定着しました。そして350年の時を経た今も、高知の人々に大きな恵みをもたらしている」を取り上げ「言い過ぎ…高知のハマグリ 漁獲400キロだけ」と見出しに出ている。
私は野中兼山の話を安倍首相がしたのは、未来志向、何十年、何百年先を見越すことの重要性、何よりも時代に合った英知を出すこと、合わせて歴史の重みを伝えたかったのではないか。
この野中兼山の思いが明治維新、そして戦後と高知から坂本龍馬・吉田茂等、有為な人材が輩出され、日本の礎を築いてきたと考えるものである。
逸話には人それぞれの受け止めがあっていい。私は参考にしてきたし、これからも私なりの受け止めをして生かしていきたい。
安倍首相の引用は間違っていないと受け止める次第である。署名記事であるのでお考えがあれば知らせて戴きたい。
逸話に関しては人生経験、年輪によって受け止めも違ってくると思う。
国会審議を見ていて骨太の議論が少なくなった。外交・教育・治安・安全保障、国家の基本の議論が少ない。
予算委員会での南スーダンのPKO(国連平和維持活動)で「戦闘があったかなかったか」という現象面の議論で答弁しても自分の意に沿っていないと「質問に答えていない」と噛み合わない。不測の事態、自衛隊員の安全・安心は与・野党の枠を超えて話し合うべきでないか。
いわんや大臣の辞任を口にするとは何の権限であなたに言う資格があるのかと言いたい。
「テロ等準備罪」についても金田法相に対するいじめのように映る。十分な質問通告もしないで質問されると大臣の受け止め、認識による言い回しの答弁になることがある。
それをもって「大臣失格」だと指摘するのは逆に「人間失格」だと言いたい。
私は政治家である前に人間であれとよく言ってきた。行き過ぎた発言はいずれ自分に跳ね返ってくる。
政治家はそれぞれ慎みを持って懐を深く持って対処してほしいと思うのだが。