昨日行われた党首討論をテレビで伺いながら感じたことがある。

 初登場の民進党蓮舫代表はカジノ法案について時間をかけていたが、せっかくの党首討論、直近の日本の課題を取り上げてほしかった。その意味では間近に迫った日露首脳会談に言及しても良かったのではないか。

 戦後71年経って未解決の北方領土問題解決は与党も野党もない。オールジャパンで取り組む課題である。

 野党第一党の代表がこの点、質問しないところに限界があるのではと受け止めたものである。

 私のところには何件も「日露首脳会談を控え、安倍総理を励ます位の話をしてほしかった」という声が寄せられた。

 面白かったのは「蓮舫さんは力み過ぎて眼がつりあがり、余裕がなかったですね。もう少し女性らしい優しさ、穏やかさを出した方が良かったと思います。安倍首相の方が落ち着いて余裕が感じられました」という内容のお話を数件戴いた。やはり見ている人は見ている、判っている人は判っていると思った次第だ。

 来年の通常国会、当然党首討論が行われるだろうが、言葉じりをとらえての議論でなく、国家のあるべき姿、外交・防衛・教育・治安、国家の基本に係る党首討論をしてほしいと野党には期待するものである。