昨日12月1日は、1945年安藤石典(あんどういしすけ)・根室町長(当時)が連合軍総司令部のマッカーサー元師に北方領土について陳情し、返還運動の日と位置づけ、東京では2007年からアピール行進している。心配された天気も行進スタート時には晴れて何よりであった。
昨年まで「返せ 北方領土」とシュプレヒコールを挙げていたが、今年は「日ロ首脳会談を成功させよう」「平和条約を締結させよう」と現実的な表現だった。
先頭を歩く横断幕も「北方領土は日本固有の領土です」から「北方領土の早期解決を実現しよう」だった。当然の現実的表現である。環境整備に関わった関係者を評価したい。
こうした頭づくりが15年前に出来ていれば、北方領土問題は大きく変わっていただろう。政治の世界「たら・れば」はないが、何とも悔やまれる事である。
12月15日、山口県長門市で日露首脳会談が行われるが、ここで一気に解決するといった楽観論、期待感は持つべきでない。
領土画定、国境画定は相手がある。お互いの名誉と尊厳、国益がかかっている。ロシアにも世論があれば、日本にもある。折り合いをつけながら信頼関係を築き上げ、前進させるしかないのである。
いつも言う事だが、日本が100点、ロシアが0点という外交はない。何よりも日本もよかった、ロシアもよかったという方向性が大事である。その上で北方領土問題解決に向けた道筋がつくられると私は考えるのだが。
元島民の平均年齢は81.3歳になった。人道的視点も外交交渉に反映させてほしいものである。北方領土問題は何と言っても、元島民の思い、理解が一番なのだから。
※12月3日(土)25:15~27:59 HTB「激論どうする北海道」(北海道内放送)に生出演します。ぜひご覧ください。