読売新聞、朝日新聞はじめ各紙、テレビもトランプ氏の話題で、日本のアメリカ化と思うほどである。

 政権移行チームの発表があったが日本もパイプ作りをすべく、河井克行首相補佐官、秋葉剛男外務審議官を米国に派遣するという。ヒラリークリントン敗北ショックは日本にも及んでいる。

 いずれにせよ何があっても天は落ちてこない。粛々と信頼関係を築いていくしかない。その上で17日の安倍・トランプ会談は極めてタイムリーである。

 安倍首相は、「なかなかやるな」と日本は勿論、世界が注目していることだろう。

 ソウルでは、朴槿恵(ぱくくね)大統領の退陣を求め、26万人のデモが起きている。

1987年の民主化以降、最大のものだとテレビから伝わってくるが、相当のうねりである。検察が朴大統領本人を事情聴取するような事態になったら、デモは益々急進化するのではと考えると、韓国でも大きな変化が起きる可能性がある。

一方で勝利し歓喜の声があれば、一方でうつむき悲観にくれる光景は世の常だが、予想外の事が起きるとその反動は計り知れなく大きなものであるとつくづく思うものである。

この点、日本は安定政権を維持し、落ち着いた中での政局運営である。この点、有難い限りではないか。

昨日は、羽田から松山に飛び西条市で講演をし、今朝は伊丹空港から千歳に飛び、千歳で新千歳空港国際線ターミナル地域再編事業着工記念式に鈴木貴子代議士の代理で出席し、その後、釧路に飛ぶ。

日本列島を横断し、季節の変化を感じながら、風光明媚な日本の自然と政治の安定に感謝するものである。