韓国の朴槿恵大統領が以前からお世話になっていた女性に演説内容を事前に知らせていたり、人事案を前もって知らせたとの問題で韓国検察は青瓦台を家宅捜査したと報道されている。

 朴大統領を非難するデモも行われている。朴大統領が就任してから4年、大きな局面に立たされている。

 朴大統領は秘書官全員に辞表を提出させ、人事刷新で打開を図ろうとしているようだが、知人の女性が事情聴取でどんな話をするのかも注目されている。今後どのような展開になるのか見守りたい。

 昨日、小池都知事が「希望の塾」を開いている。このことが新党結成、来年の都議会議員選挙に繋げていくのかと報道されている。

 テレビ・新聞が、小池都知事の一挙手一投足を話題にするものだから自然に知名度が上がり、話題となっているように思う。

 「塾」を開くというのは結構なことである。政治の世界に関心を持ち、勉強の機会があるのは良いことである。ただ、長続きするかどうかである。

 大阪の「維新政治塾」もスタート時は大きく取り上げられていたが、今はどうなっているのだろうか。

 この塾が3年後、5年後どうなっているのか。時が解決することだろう。

 小池都知事は日本新党・新進党・自由党・保守新党・自民党、そして都知事である。あまりにも華麗に各党を渡り歩き、その時その時の流れに乗り、政界遊泳術のお手本でもある。

 ぞくに「小池塾」とも言われる今回の塾で「批評家でなく、プレーヤーとなって政治に参加を」と挨拶されたと新聞に出ているが、政治家になる「心構」えを説くのが先決ではないか。

 誰でも簡単になれると軽い気持ちで政治家になられては困るのは国民である。時には命を懸けるほど厳しいのが政治である。

 なんとなく軽い気持ちで政治家になられては大変だと47年間永田町にいる者として少し気になった次第である。