アメリカ大統領選挙で最後の両候補による討論会が行われた。討論会直後CNNテレビが行った世論調査によるとクリントン氏が勝った見る人は52%でトランプ氏は39%だったと報じられている。

 11月8日の投票日に向けトランプ氏陣営はどんな手を打つのか見ものである。

 討論会の様子をニュースで見ながら2人とも前回に引き続き握手もせず対決モードだった。腹の中での思いとは別に大人の対応が求められる。

公の前ではこの点トランプ氏70歳、クリントン氏69歳、まだまだ意気軒昂、若さを示したかったのか。

 いずれにせよ18日後には勝敗が決まる。最後の場面で堂々たる大統領選挙だったと言われる闘いになって戴きたい。

 山本有二農水大臣が自民党の佐藤勉議院運営委員長のパーティーでTPP承認案について「強行採決するかはこの佐藤さんが決める」と発言したことで民進・共産が審議拒否しているが、反対のための反対の何ものでもない。

TPPについて答弁に齟齬があったり、間違っていたのなら問題である。仲間の会合で当事者を持ち上げる発言は挨拶の中でよく聞かされることである。

 国務大臣は24時間国務大臣であり、言葉に責任を持たなくてはいけないことは事実である。

山本大臣は謝罪もし反省の弁を述べているが、それで済む話でないか。国会を空転させることに国会議員としてどう考えているのか逆にお尋ねしたいものである。

国民は見ている。堂々たる質疑をして国民に理解してもらうのが国会審議である。

 国会議員としての使命を是非とも果たしてもらいたいと切望したい。