NHK日曜日の討論会で、防衛予算を「人を殺すための予算」と発言した日本共産党 藤野保史政策委員長が責任を取り辞任すると報道されている。
 発言からまる2日も経ってから責任を取るのでは、3日遅れのニュースペーパーみたいなものである。
 「防衛予算を『人を殺すための予算』と考えるだけで政治家失格ではないか」と昨日も沢山の声が寄せられた。
 北海道第5選挙区補欠選挙でも今回の参議院選挙でも共産党と民進党が選挙協力していることによく「野合」と表現されているが、権力を握るためには何でもありの姿勢が見え見えであり、政策や党の理念、綱領はどうなっているのかと言いたい。
香川選挙区を例にすると一目瞭然である。民進党と共産党は「日米安保条約の廃棄や自衛隊の解消は野党共闘に持ち込まない。天皇制を含め現行憲法の全条項を守る」と確認書を交わしている。(朝日新聞4面)
 共産党のホームページをアクセスすると日の丸・君が代を認めず、自衛隊解消、日米安保廃棄、天皇制は判りやすく言うと否定である。
 日本共産党のなりふりかまわない権力を取るまでの「衣の下の鎧」(ころものしたのよろい)が見え隠れする。
 よく共産党が変わったと言う人が居るが、それは危うい考えだ。今も「社会主義共産主義社会を目指して」と言う綱領は変わっていないのである。
 北方領土問題についても日本政府は4島の帰属問題を解決して平和条約という考えだが、日本共産党は千島列島、ウルップ島から占守島(しゅむしゅとう)までの18島と北方4島、22島返還を要求すべきと主張しているのである。全く実現性のない話でナショナリズムをあおり、国民を惑わしている。この一点だけでも共産党は何も変わっていないと断じるものである。
 こういう政党と選挙協力する民進党に果たして明日はあるのかと首を傾げざるを得ない。
 参議院選挙も日に日に熱を帯びてきたと感じる。
北海道選挙区 柿木候補は伊達市・室蘭市・登別市・苫小牧市、胆振管内を遊説し、鈴木貴子代議士は今日も柿木候補に張り付いている。
 明日は日高管内から十勝管内に入り7月1日には釧路管内である。
 2日には釧路市で13時25分から安倍総理が柿木候補の応援に入り、街頭演説をする。追い上げムードに拍車がかかることだろう。
 自民党2議席獲得に向け、現職が万全の体制なので柿木候補を自民党本部は全国最重点候補として位置づけ、テコ入れしていると聞く。
 新党大地は自信と誇りを持って柿木候補を推薦している。必勝を念じてやまない。