川崎の介護付き有料老人ホームで入所者3人の老人が転落死した事件で当時の職員(すでに退職)がベランダから投げ落としたと供述していることが報道されている。
 なんということか。87歳、86歳、96歳のお年寄りである。激動の時代を生きられ今日の日本を築いた世代だ。
殺人容疑で逮捕された今井容疑者は23歳、なぜおじいちゃん、おばあちゃんを殺したのだろうか。
 「ムシャクシャして投げ落とした」と述べているそうだが、お年寄りをモノ扱いしたこの今井容疑者は人間失格である。
 しかも入所者の財布を盗んで逮捕され懲戒免職されている。こんな人を何故もっと早くに気がつかなかったのか、施設の労務管理はどうなっていたのか、首をかしげたくなる。
同時に3人も転落死したこと事態異常なことで十分調査すべきでなかったか。施設側の他人事(ひとごと)のような対応に憤りを禁じえない。
 それにしても荒廃した社会、人としての心をなくしたこの状況を憂いてやまない。単なる事件として受け止めるのではなく日本社会の危機だと受け止めなくてはならないと思うのだが。
 議員会館を歩いていると、予算委員会の地方公職会が福島県郡山市と香川県高松市で行われており水曜日にも関わらず人の出入りも少なく静かで国会開会中とは思えぬ様子である。
何か今の国会を表す現象と受け止めた次第である。
 国民生活を守る最大の裏付けは予算である。国民に目を向けた政治を期待してやまない。