外務省が24日、外交文書38冊公開したが、その中には1972年の沖縄返還に関するものが含まれている。

1976年から作成後30年を経った外交文書を公開し始めたが、公開の判断は担当部署がするため多くは非公開だったが、2010年(平成22年)民主党政権の時、沖縄密約・日米核密約問題が取り上げられ30年を経過した文章は公開することにした。その時、私は衆議院の外務委員長だった。

今回の公開で改めて沖縄返還について表に出して公表する文書の他に、様々な裏文書が作られていたことが明らかになっている。

外交に「秘匿」はつきものだが、国民から選ばれた国会議員に対し、しかも国権の最高機関国会での虚偽の答弁をすることは許されない。

この点、文書作成に係り、今生きているかつての官僚は今回の公表を機に正直に国民に説明することをお勧めしたい。正直に事の事実を明らかにすることが大事である。

国会で議論された有事の際の核持ち込み、米軍用地の原状回復補償費4000万ドル等に関し、沖縄密約があったことが表に出た以上、是非とも真実を国民に伝えるのが官僚、政治家の務めだと思うのだが。

昨日から札幌に来て年末の挨拶廻りをし、昨夜、今夜と松山千春さんの今年最後のコンサートに鈴木たかこ代議士と一緒に行く。

いよいよ今年もあと一週間である。