13日夜に起きたパリ同時テロが世界を震撼させている。

フランス政府・ベルギー政府は実行犯の特定、身辺関係者を調べていると報道されている。

死者は129人にのぼり、重体者も99人おり、更に死者は増えるのではないかとも言われている。

フランスでは1月に、週刊誌の本社が襲撃されており、当局はそれなりの体制を取っていたと思うが、見えざる敵 テロリストの前にはどうにもならなかった。

難民に対し同情や深い配慮の声が世界中から上がっているが、その難民と紛れ込んだ一人が今回係っているとの報道もある。

難民に対して厳しいチェックを想像する時、負の連鎖が進むのではと心配するものである。

安倍首相は訪問先のトルコアンタルヤで、テロ対策には各国が連携して取り組む必要性を述べているが、私がいつも言う通り、各国で情報を共有することが一番である。日本が積極的役割を果たしていくことを願ってやまない。

朝一便で女満別に飛び、11時半から島田光雄さんのお別れ会に参列。8月9日亡くなられ、今日が百か日である。

島田光雄さんとは、平成14年、私が国策捜査で逮捕された例の島田事件の社長さんである。

秘書の公判で「鈴木には仕事も頼んでいないし、その件でお金も渡していない」と述べたところ、検察側から執拗に攻められ、そのことにより脳梗塞となり寝たきりの13年間にわたる闘病生活となってしまった。間違った権力の行使による犠牲者である。

奥様から話があり、私が友人代表となってご遺族と一緒になってお別れ会のご案内をさせて戴いた。

私は友人代表の中で「島田社長の無念を晴らすためにも鈴木宗男は今一度、男の勝負をしますので見守っていて下さい」と述べた。

正直者が馬鹿を見ない社会にする為にも、故島田光雄社長に心からの誓いをした次第である。

午後の便で札幌に出て、16時から今月のウォーク&トーク。17時から北海道大地塾を開く。

11月も中旬になると外を歩く人は少ない。それでも新党大地は月一回の街頭演説はしっかりやって行こうと狸小路で気合を込めて、パリでのテ

ロ、TPP、軽減税率、安保法制について私の認識、考えを訴える。

夕刻の寒い中、足を止め、耳を傾けて下さる心ある人達に、人情の有難さを感じながら、尊い時間だと感謝したものである。