安保法制に関して「法的安定性は関係ない」と発言した礒崎首相補佐官が3日、参院安全法制特別委員会に参考人招致される。

 発言直後に記者会見でもして取り消せばよいものを、たかをくくっていたのが今日の事態になっている。
 連立を組む公明党からも、責任を取るべきだと厳しい声が出ている。明日、委員会では15分間の質疑時間だそうだが、これもふざけた国民を馬鹿にした、たったの15分間である。
 せめて各党が質問できる2時間位の質疑時間を取るのが委員会としての責任でないか。
 「釈明はしました」と表向きの形だけのやり方は、国民の批判を浴びることだろう。
 礒崎首相補佐官が信念のある、筋を通す政治家なら、自ら進んで何時間でも質問に応じますと言う姿勢を示すことによって今の状況を克服できるのではと思うのだが。
 いずれにせよ、明日の質疑、民主党が代表して行うそうだが、核心を衝いた国民が納得する質問をしないと逆に野党の体力不足も指摘されることになる。
 与野党ともこれが国会質疑だという場面を是非とも示してほしいものである。
 TPP合意が見送られた。報道から知る限り、衆・参国会決議を守らず、聖域5品目についてもなしくずしの交渉である。結着しなくてよかった。
 昨年の選挙、3年前の選挙で北海道の自民党候補は党本部とは別のTPP反対のポスターを作り選挙をした。
 当選したら全くTPP反対の声は出てこない。国会決議を聖域5品目を守れという声も聞こえてこない。どうなっているのかという気がする。
 選挙で有権者もニセ者、本物の政治家を区別してほしい。その場しのぎの筋を通さない政治家に明日はない。
 志高く信念を持った政治家を選んでほしいとつくづく思うものである。
 朝一便で函館に行き、鈴木たかこ代議士の代理で高速道路「七飯~大沼間」の着工式に出席し鍬入れを行う。
 札幌に出て故町村信孝氏のお別れ会で献花をし、夕方の便で釧路に飛び、町内会の会合、お世話になった方のお通夜に参列。
 東京から北海道の端からはじまで今日は動いたことになる。