静岡地裁で再審開始決定された袴田巌さんの事件で検察が鑑定について「『鑑定の際に教授自身のDNAが混入した疑いが極めて濃厚だ』との主張を新たに展開『教授の鑑定すべてが信用できなくなっている』と強調した。また本田教授の鑑定手法についても『独自の方法で一般的でない』」と批判(朝日新聞27面)と報道されている。
 裁判所が認めたことを検察側が今になって技術的なことで一方的な批判をしていることに検察側の狼狽ろうばいぶりが伺われる。
 そもそも袴田さんを取り調べた警察官が強圧的に、しかも暴力を持って強制自白させたことは明らかになっている。これだけでも再審に値する。
 当時、判決を決める際、3人の裁判官のうち一人熊本裁判官は無罪を主張したが、2対1で退かれたことも明らかになっている。人の命を多数決で判断するなんてとんでもないことである。
 こうした経緯を踏まえても袴田巌さんの事件は一日も早く再審をして袴田さんの潔白を明らかにしてほしいものである。
 政府は東京電力福島第一原発事故調査・検証委員会が当時の関係者から聞き取った調書127人分を新たに公開している。
 「『官邸 水蒸気爆発も検討 破局的被害懸念』」(毎日新聞26面)という見出し記事に驚く。
 格納容器が爆発し大量の放射能が漏れたらどうなったのかと想像するだけでもとんでもない事態であり、ゾッとする話だ。
 当時の菅首相や海江田経産大臣の対応が最善であったかどうか改めて検証すべきでないか。
 責任うんぬんではなく、今後に活かす上でも重要ではないか。看過すべき問題ではない。
 民主党代表選挙に細野豪志氏に続き、岡田克也氏も立候補を表明した。
 岡田氏を支持する議員に枝野幸男氏や安住淳氏らが居ると報道されている。
 2年前の11月14日、野田首相が党首討論の際、解散に言及された。この時、岡田氏は早期解散論者で官房長官であった藤村氏に言わせると、野田・岡田・藤村3人で解散を決めたことになっている。
 あの時、消費増税を自民党・公明党と民主党で決めてしまった。選挙で大敗し、民主党は政権から離れざるを得ず、党所属国会議員も5分の1になってしまった。この責任の一端は岡田氏にあることを本人は自覚しているのだろうか。その点しっかり説明責任を果たしてから立候補してほしいものである。
 民主党を深刻な状態にしたのは誰か。民主党再生のためにも新生民主党にする為にも検証が必要ではないか。
 こうした事を国民にきちんと説明責任をしてこそ、民主党に対し期待感やもう一度チャンスを与えようと言う空気が出てくるのではないか。
 岡田克也氏の説明を待ちたい。