日本維新の会が解党した。1年半で分党である。
 そもそも政党とは同じ考え、理念を持った人が集まって政党・パーティーと言う。わずか1年半で党がなくなるとは「政党とは何か」をしっかり認識していなかったことだ。
 石原慎太郎・橋下徹両共同代表の考え方、政策・信条・価値観がスタート時点から一対のものとは思えなかったので、いずれ別れるだろうとは感じていたが、こんなにも早くという思いである。
 平成5年に日本新党が登場し、新党ブームと言う言葉が生まれた。
 あれから20年、新党さきがけ・自由連合・新進党・太陽党・保守党・自由党・みどりの党・国民新党・きずな等、数えきれないほどの新党が出来たが、2年3年で長くても9年でなくなってしまっている。
 政治家自身が政党・パーティーとは同じ考え理念のもとに集うものであることをよくよく考えて政治を軽くしないでほしいものである。
 新党大地は平成17年に立ち上げ、今年は10年目である。
 この間、必ず国会議員を擁し活動してきた。1人で何ができると言われたが、1人でも知恵と経験があれば歴史は作れる。
 質問主意書でアイヌ民族を日本の先住民族として初めて政府に認めさせ、衆・参国会決議にまでした。
 北海道にこだわる地域政党リージョナルパーティーとして差別と偏見に合ったアイヌ民族の権利確立を訴えて参りたい。
 「政治は弱い人の為にある」「明日の日本を創る北海道」「北海道が良くなれば日本が良くなる」との旗を高く掲げて行く。
 今こそ「大地に還り、大地に学ぶ」の理念がこの日本に必要だと自信を持って声を出していく。
 日本維新の会の分党を見ながらも、北海道では小さくともキラリと光る第3党の新党大地であることを誇りに思いながら信念を持って生きて行きたい。