公明党最大の支持母体である創価学会が、集団的自衛権について見解を出している事を報道で知る。全文、以下の通りである。

創価学会広報室コメント(全文)

 創価学会広報室の集団的自衛権に関するコメント全文は次の通り。
 私ども集団的自衛権に関する基本的な考え方は、これまで積み上げられてきた憲法9条についての政府見解を支持しております。
 したがって、集団的自衛権を限定的にせよ行使するという場合には、本来、憲法改正手続きを経るべきであると思っております。
 集団的自衛権の問題に関しては、今後の協議を見守っておりますが、国民を交えた、慎重の上にも慎重を期した議論によって、歴史の評価に耐えうる賢明な結論を出されることを望みます。
(5月18日北海道新聞朝刊3面)

 集団的自衛権の行使を認めるなら、憲法改正手続きをとるべきだとして、これまでの憲法9条についての政府見解を支持すると表明している。
 もっともな当然の見解であると思う。
 安倍首相は、「国民の命を守る」と15日の記者会見でパネルを使って強調していたが、国のトップリーダーとして集団的自衛権に関わりなく国民を守るのは当たり前であり、言わずもがなの話である。
 戦争に巻き込まれたり、命に関わる可能性のある政策決定は国民に信を問うべき話である。
 これほどまでに急いで集団的自衛権の行使を決めたいのなら、衆議院選挙を行い、国民に判断してもらった方が良いのではないか。安倍首相の決断で解散は出来るのであるから。
 安倍首相の英断を期待したい。
 大変お世話になった江別市の野村昭松様のご命日なので、8時にお参りに行く。中川一郎先生もお世話になり、その後、私もご厚情を賜ったものだが、得難えがたいお方であった。早いもので10年になるが、心からのご冥福をお祈りする。
 日高管内新ひだか町で、新ひだかアイヌ協会主催の「松浦武四郎まつり」に出席。10時からカムイノミ(開式)、イチャルパ(先人、先祖への供養)を厳粛に執り行う。
 松浦武四郎翁が探検の際、アイヌ人からお世話を受け和人とアイヌ人の交流、信頼関係を文書として残している事にちなみ、新ひだかアイヌ協会は、松浦武四郎翁の記念碑を一昨年5月12日に建立し、毎年イチャルパ(先人、先祖への供養)を行っている。
 新ひだかアイヌ協会が大川会長を中心に、こうした尊く重い行事を毎年行っている事に、心からの敬意を表した次第である。
 5月の陽光がふりそそぎ、気持ちのよい会合であった。