先日、母の日のプレゼントとして、
得意顔の長男Sから、私には早すぎるプレゼント(笑)を
もらった話は先日しました。
(その時の記事はこちら → ★
)
そういえば・・・!
と、スコットランドのお墓参り のことを思い出したので
今日はそのお話をしますね。
(母の日のプレゼントをもらって、お墓参りを思い出すって・・・笑)
ウチは14年前に結婚して、毎年夏はスコットランドに行っています。
あ・・・、毎年じゃないな、長男Sが3歳の夏はオーストラリアに行ったので
その年だけは行ってないか。
実は、夫Gの両親は他界しています。
両親とも、結婚してから亡くなったので・・・
スコットランドに住む夫Gのお兄さんから、夜中に緊急の電話があり
次の日にあわてて旅行会社でチケットを手配して、
あわててパッキングをして空港に行き、スコットランドに行く・・・
という経験を2回しています。
(いずれも、子どもが生まれる前です)
スコットランドのお葬式もあたりまえですが、2回出席しています。
ちなみに、スコットランドで結婚式に出席した経験は
残念ながら、ありませんが。
さてさて、
毎回、夫Gの故郷Dumfriesに行くと必ず寄るところ
それは、夫Gの両親のお墓です。
こんな感じ。
ちょうどお墓参りをするときに、立つところ、
(この場合はカメラを構えて立っているところ)
その下に、両親が眠っています。
その上に立つ・・・というのは、まぁ、何回お墓参りを経験しても
絶対に慣れません!!!
「上に立っちゃって、ゴメンなさい・・・」
と、つま先立ちでちょこちょこ歩いたり、遠慮がちに立ってます。
いつも夫Gにあきれられますが、やっぱりいろいろ想像すると、つい・・・。
さて、
なぜ「母の日」のプレゼントで、スコットランドのお墓参りを
思い出したかというと・・・
お墓参りに行く前に、いつも花屋さんに寄って花を買っていくんですが、
スコットランドには、亡くなった人へお供えする時にはこの花!という
特定の花は決まっていません。
でも、日本人の私は、やっぱり 菊を選ぶんですよね。
お墓参りには、やっぱりこれでしょ。 と。
で、あるとき、
店員 : 「あ~、今からお墓に行くのね、じゃあこの花はグッドチョイスよ」
と言われたんです。
もしかして、スコットランドでもやっぱり亡くなった人へは菊の花?!
とびっくりして、グッドチョイスと言ったワケを聞いたところ、
その答えは・・・
店員 : 「だって、ウサギがきらいだから」
私 : 「へ????」
私、自分の英語が通じなかったのか、花屋の店員の英語を
聞き間違えてるのか、と思いましたよ。
だって、質問とその回答がぴったり来ないから。
この写真をご覧ください。
これが、両親が眠る墓地。
とっても Peaceful な感じでしょ?
本当に静かな感じで、木に囲まれている・・・。
ということで、野ウサギがいっぱい住みついているらしいです。
で、そのウサギさんたち、花びらが大好物なんですって。
(知らなかった・・・)
なので、花をお供えしても、何日かすると
花の部分だけキレイに食べられてしまうこともしょっちゅう・・・
なんですって!!!
その点、菊は野ウサギさんたちのお口には合わないらしく、
長い間、お花が持続(?)する・・・ということらしいです。
私 : へ~~~~。 You learn something everyday!!!
(ひとつ賢くなったわ~。毎日が勉強ね)
と妙に納得してしまいました。
だってね、
スコットランドのこの墓地、本当にPeacefulで落ち着くんです。
そりゃウサギも、のんびり花びら食べるわな。
いたるところにベンチがあって、
墓地にベンチ?!
とびっくりしましたが、夫Gいわく、
とってもPeacefulで落ち着くので、お墓参りではなくても
ここに来て、読書をしたり考え事をしたりする人も多いんだよ。
ですって。
おまけ
一番奥のお墓の前に、いっぱいお花が飾られていますね?
これは、新しい仏様という意味です。
スコットランドでは(少なくとも、夫Gの出身地では)
「お香典」の習慣はありませんが、
家族や親しい友人がリース(花輪)を贈るんです。
これは、「友人一同」とか「孫一同」とかグループで贈ることもあります。
この辺は、日本にも同じ習慣がありますね。
で、お葬式をあげる教会の出入り口に台が設けてあり、
そこにリースを飾ります。
式が終わると、みんなで墓地に向かって、最後のお別れをします。
そして、そのリースを並べて飾る
・・・とこういう流れなんです。
なので、このようにリースが飾られてあるところは
お葬式をあげたばかりなんだな、とわかるということです。
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