10月29日に俳優の伊藤健太郎君が、交通事故を起こして逃げてしまったということで逮捕されてしまった。

 

いわゆる、ひき逃げ事件として原宿警察署だと思うけど逮捕された。

 

詳細が、各テレビ局のニュース報道やワイドショーなどにも取り上げられて、だいたい分かってきた。相手はバイクに乗られた男女で、女性の方は足を骨折されるほどの重症だということ。

 

最初、この第一報がテレビで流れた時「嘘だろ」とおいらは思った。

 

まだ23歳だけど、日テレ系のやんちゃな頭の髪を尖らせたいわゆるヤンキー役で、ファンになったからだ。テレビドラマも面白かったし映画もヒットしたと思う。

コロナ禍で、映画を見る勇気のなかったおいらは、再放送見るだけで満足していた。

 

普通の青年として、各局のワイドショー番組に出られても、やはり好印象の青年であった。

 

東京湾岸署から保釈される時も、しっかりと謝罪していた。

 

そんな彼が、なぜ事故を起こした時逃げてしまったのか、残念でならない。

 

テレビで彼に事故現場に戻るように促したタクシーの運転手さん(報道ではそういわれているが)乗客の方も被害者の方の救助をしたということ。事故現場におられた方の直接の証言も流されて伊藤容疑者はなにもせずただボーっとしていたこと。

 

交通事故の被害者の立場であるおいらにとって、実に残念でならない。

 

私自身、40年以上の運転歴があるが、交通事故を5、6回やらかしたことがある。

 

双方とも擦り傷程度でたいしたことはなかったが、相手が自転車やバイク、車同士の時もあったが決して逃げなかった。

自転車相手の時は特に相手をきづかった。

 

当然のことであろう。

 

彼の役者としてタレントとして背負っているものがあまりに重すぎて、人としてやるべき事をしなかった、一瞬の判断ミス。そう思わざるを得ない。

 

若すぎるという事もあるだろう。

 

過ちの経験が少ないということ。

 

実生活で自分が事故を起こすなどとは想定もしていなかった筈だ。だからその想定がなかったから、実に短い瞬間的な判断を誤らせたのかもしれない。

 

責めるのはたやすい、けれども今回の失敗を、本気で反省して、もしもの時の行動をきちんとやって欲しいな。

猛省して、これから取り調べ、そして裁判になるだろう。

通常、ひき逃げと判決がおりれば2、3年の実刑もありえる。それほど悪質な行為なのだ。

再起を祈りたい。

 

 

 

 

で、ここで、先日政界を引退発表されたウルグアイの元大統領であるホセ・ムヒカ元議員のことである。

 

大統領であったころ、世界一貧しい大統領として有名になられた人である。

 

ムヒカ大統領は、ご自身の大統領としての報酬のほとんどを、貧しい人々のために寄付された人物である。

 

日本にも来日されたのでご存知の方も多いと思います。

 

ムヒカ大統領は、豪華な大統領官邸にも住まず、ご自身の経営されるさほど大きくもない農園に住居を構え、フォルクスワーゲンだと思うけど、中古の車で公務を続けた。

 

することは、ひたすら貧しい人々のための住まいを作ること、生活や暮らしの向上につとめられた。

ご自身で国内をご自身で車を運転して行かれる。

当時70代中ごろだったから相当体力的にもきつかったと思われる。

 

それでも、国民のため、人々のため行動されたということは大変なことだ。

 

当然ご自分で運転されるのだから、交通事故などおこさないように慎重であられたと思う。

 

物欲にまみれず、清廉な生き方。

彼の名言はたくさんあるけどここには書かない。

 

あえて書くこともないとおもわれる。

 

人のために、自国民だけでなく民族を超えた思いやりの考え方に深く感銘した。

 

私自身は無理だと思う。

 

まだまだ物欲が豊富だからである。

 

でも、何か自分でもできることがあれば、と真剣に考えさせられる。

 

現在85歳。

 

長生きしてください。

 

世の中すてたもんじゃないね。