この海軍ヤード銃撃事件に関しては下院監視委員会のレポートだけでなく、他にも報告書が存在する。それは海軍によるもので、銃撃の被害を受けた彼らは独自に調査を行っており、それを公表している。この銃撃犯は元々海軍で働いており、そういうこともあって、海軍ヤードに入るクリアランスを持っていた。そのクリアランスがあるからこそ、海軍の下請け業者は彼を電設作業員として雇っていた。

 

https://radiohacked.files.wordpress.com/2018/09/navy-investigation-into-the-wny-shooting_final-report.pdf

 

 海軍の調査も基本的に下院報告と同じ問題を扱っていた。どうして彼が海軍ヤードの施設に入れたのかという点である。そういう意味では軍も官僚機構であり、このような問題が起きた際には問題点を明確にし、責任の所在を明らかにし、改善策を建てる必要に迫られていた。

 

 このレポートの中でも同じように声の話が出てくる。彼は部屋の中で声に悩まされており、上司を部屋に呼んで直接的にクレームを伝えた。しかし、その上司は何も聞こえなかったと述べている。このような情報を海軍が持っているのは、その上司も海軍の下請け業者で働いており、海軍による直接の事情聴取を受けているからである。

 

 ここで一つだけはっきりしたことがある。その声は間違いなく、彼の頭の中だけで聞こえていた。それが幻聴によるものか、電波によるものかをこれだけでは断定できないが、少なくとも、外から物理的に聞こえてくる類いのものでないことだけは確定できる。壁を通して聞こえるのであれば、その上司にも確実に声が聞こえるからである。

 

 ちなみに、これは電波操作であるため、その上司の脳の認識構造がこの銃撃犯に似ていれば、彼女にも声が聞こえたはずである。僕はほとんど見たことはないが、何度か目の前で同じような声が聞こえている人は見たことがある。つまり、スパイ側に送られた人で、全く同質の声を聞いている人を見たことはある。

 

ただし、それは一般的ではなく、ほとんどの場合、周りの人が同じような声を聞いていると感じたことはなく、またそう気付いたこともない。この事件と同じように、銃撃犯には聞こえるが、傍にいる上司には聞こえないというのは普通だと思う。

 

 今でも、声の問題を調べることはあるが、どれくらいの人が同じような声を電波で認識できるかはまだ分からない。脳が声を認識する周波数を考えると、それほど個人差がないような気がする。一方で、声には種類があり、はっきりに認識できる声と内なる声に聞こえるものがある。もしかすると、はっきり認識できる声であれば、より多くの人に聞こえるものの、内なる声に聞こえるものは脳の構造差によって個人差が大きくなるのかも知れない。また、それはセンシティビティの問題も伴っており、同じような電波を届けられても思考として認識できる人と認識できない人に分かれるのかもしれない。