電波操作によって引き起こされる犯罪には幾つかの類型があり、それぞれの類型ごとに特徴がある。ここまでに自動車事故の話を書いてきたが、そこでは集中力の低下によって引き起こされる問題と、気絶によって大きな被害が生み出される事案について説明した。僕は電波操作による全ての工作の類型を把握していないが、それでも、それは技術であり、どんな結果でも引き起こせるのではない。そこには間違いなく技術的な限界がある。

 

22 電波操作の歴史的経緯・有線から無線

http://ameblo.jp/multifractal/entry-12157202081.html

 

 電波によって洗脳された人物による殺人事件にも固有の特徴がある。それは犯罪が非常に計画的で、かつ非常に非計画的になる点である。通常の犯罪においても計画的な部分と衝動的な部分はあるだろう。しかし、電波操作によって犯罪が起こされた場合、その計画性も衝動性も少し飛び抜けている。

 

 一般的に、犯罪が非常に計画的で、極めて異常であることは十分にあり得る。それは犯罪者が通常からは理解できないような認識や観念を持っているからである。しかし、異常であることと衝動的であることは根本的に違う概念である。計画的で衝動的というのは、そもそも言葉としても形容矛盾であるが、電波操作によって洗脳された個人に場合、このようなミックスが起こる。そして、そのような融合は基本的に起こらない。

 

 電波操作による犯罪が計画的になるのは、それは犯罪が実行者以外によって計画されているからである。電波の後ろにいる工作者は合理的であり、かつ、犯罪が首尾良く進むように計画を細かく立てている。だから、犯罪がどうしても計画的になる。そうでなければ、犯罪自体が起こらない。

 

 実行者が洗脳を受けている状態にあると、普通には頭が機能しない。善悪の判断を歪めるためには高次機能を低下させる必要があり、その状態では物事はクリアに考えられない。そのような状態でないと洗脳が機能しない。

 

同時に電波技術を使って攻撃性を高めるような感情操作を行う。これが衝動的な犯罪を生み出す根源でもある。このような操作を行った上で、その攻撃性を何らかの対象に向けるような工作を行う。つまり、工作者が犯罪の直前までのお膳立てを合理的に作り上げ、感情を爆発させて最後のひと押しをする。

 

27 「電波による」感情の操作・攻撃性と恐怖感

http://ameblo.jp/multifractal/entry-12158013844.html

 

 だからこそ、電波操作による殺人事件は非常に計画的で非常に衝動的になる。そして、この作業には少なくとも数ヶ月は掛かる。その間にゆっくりと犯罪の計画を整えさせ、最終的に感情を爆発させて事件を起こさせる。電波操作による殺人事件ではこのような特徴が見られる。