寺島真実氏はアンダーカバーのスパイであった。僕の人生の中では他にもアンダーカバーのスパイは見ており、ざっと数えただけでも周りには十人以上のスパイがいた。ただし、彼女の役割はいつも特殊だったと思う。

 

 民間企業の中に潜っているアンダーカバーのほとんどは実質的な仕事を与えられていない。それはそのような専門職が出来ないからである。僕はずっと金融機関で働いていたが、その場合、フロントの職種の多くは極めて特殊な専門技術が必要になる。その技術を身につけるためには、それぞれに数年のトレーニングが必要になり、アンダーカバーとしてスパイが潜り込むには向いていない。

 

http://ameblo.jp/multifractal/entry-12241024509.html

 

 アンダーカバーが入り込みやすいポジションはマネジメントであったり、リエゾンであったりする。そういう職種も企業の中で重要な位置を占めているが、特殊な技術は必要なくなる。もちろん、専門職の中にもスパイはいる。その場合、専門技術を身につけてからスパイとして採用されている。彼らは分類上アンダーカバーではなく、ハンドラーの指示通りに行動するアセットである。

 

http://ameblo.jp/multifractal/entry-12242227145.html

 

 寺島氏はアンダーカバーのスパイであった。ただし、どこでスパイになったのかは分からない。日本でCIAアセットとして採用されたのではなく、アメリカで採用されたのではないかと思っているが、僕には真実は分からない。彼女は金融誌の記者としてアメリカで働いていた。その時にアセットとして現地採用されたのかもしれない。あるいは、もっと前から彼女はスパイとして採用されたのかも知れない。

 

 彼女は早稲田を卒業した後に、アメリカの大学に留学していた。この時にCIAからアプローチされた可能性もある。ただし、彼女がいつスパイになったかは分からない。彼女の経歴を考えると、金融業界に来た時点からアンダーカバーのスパイだったと思うが、彼女がスパイだったという事実以上のことは分からない。