このような形で、中村氏からインサイダーの尋問を受けていたのは数ヶ月間だと思う。公安であれ、どこの司法機関も本質的には僕が犯罪に関わっていないことを知っていた。それは彼が僕を何十年間も監視していたからである。だからこそ、彼らは僕をつかまえて尋問することが出来なかった。そのため、中村氏が代理として遠隔尋問を行っていたが、それはインサイダーの件から始まったのではなかった。

 

 彼らが最初に尋問し出したのはAIJの件であった。中村光一郎氏が浅川兄弟を知っているかと言い出したのは2012年1月であった。当時はオウムの平田信氏が出頭し、僕が彼の関与者として、日本と中国の公安は拷問を続けていた。つまり、僕がスパイの疑いで中国の公安に拷問を受け、それが間違いであると分かる頃に平田氏が出頭し、今度はオウム信者だという疑いで拷問が続けられた。

http://ameblo.jp/multifractal/entry-12236113591.html

http://ameblo.jp/multifractal/entry-12236213509.html

 

 もちろん、そういう事実はなく、僕がオウム信者でも関係者でもないことを証明した後に、今度は中村氏がAIJの話を振り出した。それから半月か一ヶ月ほど、彼は何度も浅川兄弟を知っているかと言っていた。実は、僕はあまり彼らのことを知らなかった。と言うより、誰が誰なのかを特定できなかった。それは浅川和彦氏がAIJを始めるまでの間、僕はアメリカにおり、同じ業界にいたと言っても、彼と知り合う機会がなかった。

http://ameblo.jp/multifractal/entry-12196200822.html

 

 ただ、ずっと浅川兄弟と言い続ける中村氏に困惑していた。それから、AIJの問題が公になり、彼が何を言いたかったかはよく分かった。僕の知り合いに浅川氏の友達がおり、僕が資金集めをしている時に、目の前で彼に電話を掛けてくれた。ただし、僕は彼にも会わず、電話で会話もしなかった。だから、浅川兄弟と言われても何を言っているか分からなかったが、彼の経歴を見てすぐに、その時に電話した相手が浅川氏であったことは分かった。

 

 これは最初からセットアップだった。と言うのも、僕の目の前で浅川氏に電話を掛けたのは別のCIAアセットだからである。そして、その人が僕に中村氏を紹介した。つまり、公安が僕をオウムの関係者に仕立てようとしたのと同じように、CIAは最初から僕をAIJの関係者に仕立てようとしていた。

 

 そして、最後の詰めを中村氏がやっていた。それが遠隔尋問のスタートだった。当時はまだ清水さんが死ぬ前で、中村氏にもまだ余裕があったようだが、彼は少しずつスパイの本性を見せていた。

 

 ここにはもう一つ問題がある。それはCIAがかなり昔からAIJの問題を知っていたと言うことである。僕はAIJの犯罪にCIAが関与したと思っている。