高橋清孝は西村泰彦の後任の警備局長であり、警視総監であり、内閣危機管理監である。この2人は同じように警備畑出身であり、似たような警察キャリアを過ごしている。

 

 ただし、西村泰彦がどれくらい電波操作に関わっていたかが確実には分からないのに対して、高橋清孝は確実に電波操作に関わっている。彼が警備局長になるのは片桐裕が頸になり、米田壮が警察庁長官に就任した2013年1月である。

 

 山嵜正利が鳥取県警本部長として送り込まれるのは2月であり、この公安畑の準キャリアの本部長人事にそのラインの上司である警備局長が関わらないはずがない。つまり、山嵜正利が電波操作を駆使して自分を無害化する工作の決裁に、そのラインの幹部官僚で、元上司であった高橋清孝が関わらないはずがない。

 

そもそも電波操作があからさまに行われるのがその年の3月末からであり、そのような状態になれば、警備局長が電波工作に関わる以外にはあり得ない。それは衆人環視の元で行われており、既に裏工作ラインだけでは実行できる状態にはなかった。

 

 この2点が意味しているのは高橋清孝が警備局長になる以前から電波工作を理解していたということである。そして、彼の警備局の経歴を考えると、彼はそれまでにほぼ電波工作に関わっていたであろう。

 

 高橋清孝が警備局長から警視総監に就任するのは2015年8月である。自分が鳥取で警察署を襲うような洗脳を受けていたのはその前の彼が警備局長の任にあった時である。現場指揮官は山嵜正利であったが、工作の計画自体は警備局警備企画課で作られており、この時点では明らかに工作が行われていたため、公式なライン上司である高橋清孝は知っていた。

 

 と言うよりも、彼が自分に犯罪行為をさせる洗脳工作の決裁に関わっている可能性が極めて高い。

 

 問題はどうしてこのような人物が犯罪者として裁かれず、警視総監になり、また依然として内閣危機管理監というポストにあるのかという点である。このような人事が依然として行われているのは日本の根本的な問題が未解決だからである。

 

 つまり、日本は依然として取り戻されていない。