ここに引っ越して来てから、警察と探偵が同時に現われることが増えた。これまでも警察と探偵は自分の周りに沢山いたが、彼らは別々に行動していた。それは探偵のガスライティングと警察は関係ないと見せ掛けるためでもあったが、ここに来て彼らはそれすら一体で行動するようになった。

 

 それを考え直してみると、指揮命令系統に変化があったからかもしれない。今までは警察庁から直接に探偵側にオーダーが行っており、個別の都道府県警も警察庁からの指示を受けて違法行為を行っていた。

 

 その状況であれば、警察と探偵の行動は一致しなくなる。しかし、ここに来てより一体化したように見えるのは指揮命令系統のもっと低いレベルでその両方の工作が行われている可能性が高い。つまり、探偵側にオーダーを出しているのは県警であり、実際の現場レベルで協業していなくても、彼らの行動が一連の工作の枠組みの中で現われることになる。

 

 この地域はそもそも探偵自体がほとんどいない。また、他の地域から十分に遠いため、探偵が通勤ベースで工作を行うこともできない。つまり、ここで工作を行っている多くの探偵は出張ベースで他地域から来ている。

 

 それが可能なのは公安が探偵の箱を用意したからである。その探偵会社も特定しており、証拠も集めたので、法的に確実とは言えないが、その事務所が自分の工作を行うためだけに作られた拠点だと説明できる。

 

 それが分かったのは彼らが信じられないくらいにストレートな名前の興信所の箱を作ったからである。そのため、その会社は簡単に特定でき、そこから更なる証拠を集めた。

 

 このような拠点が必要になるのは、この地域で探偵業を行うためにここの警察の生活安全課で探偵業の免許を貰う必要があるからである。それがない状態で探偵が勝手に工作を行うと、違法行為として逮捕される可能性がある。

 

実家にいる頃は、彼らは警察OBの興信所を利用していたが、地域自体に十分な数の探偵がいたため、箱を作る必要もなければ、呼び集める必要もなかった。一方で、この地域では探偵業者自体が少ないため同じような活動ができる状態にはなかった。

 

 公安が他の警察組織に露見しない形で工作を行うためにはこの準備を事前に行う必要があり、そのために証拠を残すことになった。逆に言うと、その興信所の存在自体が公安の裏工作が自分に対して行われているだけでなく、それがいつから行われ出したかも証明することになる。

 

 この箱を利用することで、多くの探偵が出張ベースでこの地域で自由に活動できるようになり、探偵業という名目でガスライティングが行えるようになる。

 

 このネットワークは事故工作にも利用されている。自転車運転中に何度も倒され、車にぶつけられたこともあるが、そこまで行くとガスライティングというレベルではない。このようなことにも探偵のネットワークが利用されており、それは警察が用意したものである。

 

探偵が独自にやっていることにすれば、最終的に警察が非難されることはないため、警察はこのような仕組みを利用している。しかし、自分がここに至る時点ではそのように隠匿することも無意味になっており、裏工作の箱を残したまま、警察と探偵は一体した形で工作を行うようになった。

 

 

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