頭が痛い状態が数日続き、その後に頭の中の何かが切れた。それが正しい認識かどうかは確定できないが、朝に目が覚めた瞬間に頭が切れ、血が流れ出した感覚がした。その後は恐怖を感じていたが、どうすれば良いのかは分からなかった。

 

 夜になると、頭痛が更にひどくなってきた。頭の中の一部だけが極端に痛み、何もできなくなった。それまでもずっと頭痛は続いており、電波によるひどい頭痛も頻繁にあったが、この時の痛みは特別だった。頭の血管の中を何かが通っているような感じがした。

 

 そのため、部分的な痛みではあるものの偏頭痛ではなく、ある一部だけが痺れるように痛んだ。それがずっと止ることなく続くため、ベッドの上でのたうち回っていた。

 

 これまでにも小脳梗塞になったことはあったが、実は頭痛を伴ったことはなかった。ただ、片方の視力が急になくなったり、変な光を見たり、夜中に急に手が反応しなくなったりするだけであった。それまではそれが脳梗塞の症状だとは気付いておらず、実際に大きな発作を起こすこともなかったため、不思議な現象があるものだとだけ思っていた。

 

 それはほぼ電波によって引き起こされた脳梗塞で、自分の頭は電波操作によって脳梗塞を起こす性質であったが、幸運なことに、それまでのところは小脳梗塞で済んでいた。この時点までにはそのことを全て理解できており、この時に起こったこともその一種だと思った。

 

 しかし、この日は頭が切れた後に頭痛が起こっており、逆に、症状としては大したことはないと思った。つまり、痛みを伴う程度の現象が起こっただけであり、その痛みで苦しんでいる間も脳梗塞の一般的な症状が現われることもなかった。

 

 とは言え、その痺れるような痛みはずっと続き、極めて耐え難かった。数時間ベッド上で苦しんでいたが、そのうち、痛みの中で眠っていた。 

 

 翌朝になっても頭は強烈に痛かったものの、体は普通に動いたため、脳にはダメージがなく、自分の体が大丈夫なことが良く分かった。そこで、この際に血管の流れを綺麗にしておこうと考えた。

 

 そのままジャージに着替えると裏にある山に向かった。筋肉を動かし体を温めて、血流を増やし、老廃物を流し去ろうと思った。しかし、家の前の道を歩き出すとすぐに動けなくなった。

 

あまりにも頭痛が激しく、それ以上、体が動かせそうになかった。5分ほどそこに立ち尽くしていると何とか痛みにも慣れ始め、もう一度、体を動かせるようになった。そこから休み休み山頂に向かって歩き出し、いつもなら1時間も掛からず山の上まで着くところを、その日は2時間くらい掛けて登った。

 

 山の上に着く頃には血の巡りが普通になっているのを感じた。頭痛は依然として続いていたが、何かが詰まっている感覚はなくなり、痺れるような痛みもその時点でなくなった。

 

 

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