北海道に行ってしばらくの間は、毎日、スキー場に通っていた。冬と言うこともあり、できることに限りがあったのと、人生の中でこんな滑り続けられることもないだろうと思ってひたすら滑っていた。しかし、そのうちシーズンも終わりに近づき、近場のスキー場が閉鎖になり、次のことを考える必要が生じてきた。とりあえずは車を借りて他のスキー場に行くことで、その生活を延長させた。

 

 その頃までには冬の道東の雰囲気にも慣れ、普通に車を運転できるような自信も取り戻していた。実際に車をレンタカーして運転し始めた後も、それほど運転には支障はなかった。そして、行動半径が以前よりもかなり拡がり、スキーだけでなく、道東全体をより広く走るようになった。

 

 この時に、経験した特殊な工作手段があり、それはフロントガラスに雪を飛ばすものである。フロントガラスに雪が飛ばされると自分の視界が、突然、雪で覆われ、前が全く見えなくなる。

 

 最初は何が起こったのか分からなかった。フロントガラスが急に雪で埋まり、何も見えなくなる。ただし、ワイパーで雪を飛ばせばすぐに見えるようになるので、その間に数秒間危険な時間はあるが、すぐに対処できれば危険はそれほど高くなく、何回もそれが起こるうちに慣れてくる。

 

 最初に起こった時だけは何が起こったのか分からず、対処するまでに多少の時間が掛かったが、それ以降は何が起こっているかも分かり、心に焦りはなかった。それに慣れた後にじっくり分析していると、そのうち、その現象がたまたま起こっているのではなく、意図的に起こされているものもあることが分かった。

 

 雪の緩いところを走る際に、微妙に轍ができているところから走るラインをずらし、雪のエッジの所にタイヤを当てると雪が飛び上がる。何度もやられているうちに、その方法論が理解できるようになり、自分も対抗的に試してみることにした。

 

最終的にはあまり上達はしなかったが、雪を飛ばせるようにはなった。自分がうまく飛ばせなかったのにはもう1つ理由があり、それは雪が飛ばし易い場所が存在することであった。自分はそれがどこかを理解していないために、完全にフロントガラスまで飛ばすことができなかった。この雪が飛ばせる場所は同時に事故が起きやすい場所であり、実は、警察内部にはその場所の蓄積がある。

 

 この工作手段は車間をしっかり保ち、スピードを出さず、そういうことが起こると理解していればパニックにはならない。パニックにならなければ対処できるので、大きな問題にはならないが、間違いなく、これは工作として以前から行われている。だからこそ、いつでも利用可能な技術として自分に対しても採用されていた。

 

 

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