西表島のすぐ傍に由布島がある。まだ西表にマラリアがあった頃、それを避けるために多くの人は昼間に農作業を行い、夜には島を離れていた。それはマラリアを媒介する蚊が人を刺す時間が定期的であり、夜に島を離れれば蚊に刺される可能性が減ったからである。

 

鳩間島も西表に近く、彼らは農作業をそこで行って、そのまま夜には鳩間に戻っていた。竹富島の人たちも西表に畑を持っていたが、島が遠いこともあって、竹富から毎日通うわけにいかず、由布島で夜を過ごしていた。そして、そのうち、一部の人たちが由布島に定住するようになった。

 

 由布島は西表から水牛で行けるほどに近く、浅い経路で繋がっているが、蚊が飛んでくる距離にはなかった。また、由布島には池がないため、蚊が繁殖することもなかった。そのため、昔は多くの人がそこに住んでいたが、西表島でマラリアが根絶され、大きな台風が来た際に由布島が水没してしまったため、多くの人が島を離れ、その後に無人島となった。

 

 今では、由布は観光用の小さな島として繁盛しており、自分もそこに水牛で渡った。そのメインの施設の前でたばこを吸っているとカラスがやってきた。そして、そのカラスは灰皿のある置物的な構造物を自分の縄張りだと主張し出した。

 

 と言われても、たばこの灰はそこに捨てるしかないので、自分はその灰皿台をそのまま使っていた。しかし、カラスの攻撃性は更に高まり、周りの人間を攻撃し出した。そこにいた多くの人たちが威嚇され、その光景を気味悪がり、みんなカラスを恐れて逃げていった。

 

 自分はカラスと格闘するつもりでいたので、そのカラスは自分に対しては物理的な威嚇ができず、ずっと自分の行動も見ながら、距離を詰めたり、また離れたりを繰り返していた。そして、10分くらい、そのカラスと神経戦を繰り広げた。1メートルくらいの距離でずっとにらみ合っていたが、カラスは最終的に灰皿を一度独占すると大きな鳴き声を上げ、すぐに飛び去っていった。

 

 その時、カラスは飼い慣らせる動物なんだと思った。しっかりトレーニングすれば対象に対して、直接的に攻撃するようになると思った。その前に殺人蜂を見ていたため、蜂ですらトレーニングできるのだから、スパイはカラスくらい簡単に飼い慣らせるのだろうと思った。

 

 世の中には自分の想像できない方法があると思ったが、今から考えると、カラスは電波操作されていた可能性が高い。今でもどうやって的確に操作しているかは分からないが、鳥を電波操作することは可能である。

 

それは事実であり、何度もその光景を目にしているが、その時は電波操作の存在自体考えることもなかった。ただ、不思議な方法論があることと、このように飼い慣らして何に利用するんだろうと疑問に思っていた。

 

 

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