島全体の協力を得るために警察や探偵が自分を嵌めようとすることはこれまでも頻繁にあったが、久米島でも同じようなことはあった。久米は、丁度、大きな島と小さな島の中間くらいのサイズであり、大きな集落が何カ所かに分かれているが、それでも警察が何をしているかは全ての人が共有しているようであった。

 

多くの人は自分が公安のターゲットであることを知っており、何かを知っているように対応していた。もちろん、これまでの島でも同じような状態だったので、そのような環境を理解しつつも久米島という島が知りたくて、自分はそこを訪ねていた。そして、久米の人たちは自分がそういう理由でそこにいることも知っていた。

 

ここまでに通ってきた島でも同じだったというのは、今でも多くの人は自分がそこにいたことを知っている。逆に言うと、警察の工作のせいで自分は目立ってしまったので、島の人たちは自分が誰かを知っている。つまり、南西諸島の離島の何割かの人は自分が誰かを知っており、そこで何が行われていたかを知っている。

 

また、観光のオフシーズンだったため全体的に目立ってしまったと言うこともある。自分が動くと一緒に探偵や警官や他のスパイが移動するため、急に観光客の数が増える。その上、現地の一部の人たちが協力を求められるため、それが島全体に広まる。それ以外に、島の役所の人たちが別ルートから協力を求められており、そこからも情報の発信源になっていた。

 

そして、小さな島になると警察ですら簡単に協力は得られなかった。久米島はサイズ的には中間にあるが、これくらいのサイズの島であれば、島民が協力すれば、警察の工作を全体として拒否することはできた。特に、その警察の工作が間違っていると分かっていたため、基本的に協力する必要がないと感じていた人たちが多かった。

 

この状況を打破するためには自分が島にとって危険人物であると印象づける必要があった。それはどこの島でもあり、今までの島でもあり、久米島でもあった。小高い山の上に登って眼下に広がる街を見ていると、そこにある人がやってきて、1時間くらい難癖を付けだした。

 

最近でもそういうことはあり、ほぼ無視するようになったが、当時は説明すると理解して貰える可能性があると思って永遠と説明することが多かった。その時も幅広くいろんな批判を受けたが、警察から情報を貰わないと分からない内容の話ばかりを続けていた。その人が公安の人ではないのは分かったが、協力者としてわざわざ山に登ってきたことだけはよく分かった。

 そこで話した内容の一部が次の日に山に登った時にも繰り返された。ただし、その時は島民の人が登ってきており、前日の敵対的な内容ではなく、自分の見えたものが彼らにも分かったようである。結局、公安や探偵の工作はうまく行かないことが多く、小さな島では島民の完全なる協力を得ることはほぼできなかった。

 

 

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