強風は1日だけで終わり、翌日にはフェリーが動くようになった。そして、予定通り、沖縄群島に行くことにした。そこには選択肢がいろいろあったが、一番大きく、一番離れていた久米島に行くことにした。

 

島に着いてみると観光のオフシーズンということもあって、観光客がほとんどいなかった。奄美にいた頃は年末年始であり、島全体の人口が増える時期であったが、正月も既に開けており、今までの中で一番静かな日々を暮らせることになった。

 

泊まった宿でも騒音は鳴らなかった。と言うよりも、自分以外に宿泊している人はおらず、騒音を出しようもなかった。観光客が少ないため、工作者は他の観光客にも紛れられず、陰に隠れながら工作を行える状況ではなかった。

 

しかし、そのような状態はやはり続かず、また、いつもの音が外から聞こえてきた。あまりにも人が少ないために、外から工作をするしかなかったのだろう。

 

窓を開けて、どこからその音が来るのか確かめようとしたがかなり難しかった。部屋の中にもいても別の部屋から聞こえてくる騒音のソースを探すのは難しいが、外から聞こえてくる音はどこがソースかはほぼ判別できなかった。窓を開けた先に見える全ての建物から音が聞こえてくるように感じた。

 

また、それが工作かどうかも判然としなかった。それは普通の生活音かも知れず、自分が工作を受け続けてきたために過剰にいろんなものに反応するようになっており、いろんなものが工作だと感じていた。何が真実で何が嘘か、完全に分からない状態に置かれていたが、それでも精神を平静に保ち、心が壊れないように、周りに危害を与えないように心がけていた。

 

一方で、現地の人たちは自分に対する公安の工作が行われていることを知っており、実際にそのように自分に対して応じていた。特に、久米島の大部分の人も警察がやっているのは間違った工作だと理解しており、そんなことに協力しても意味がないという態度であった。

 

久米島に着いてからも奄美にいた時と同じように島をくまなく回った。自転車やバイクや車を借りて、ひたすらにいろんなところを走っていた。正月開けの頃ということもあって観光客はほとんどおらず、探偵のような人たちが何人かいたが、すぐに見分けられる状況にあった。

 

 その結果として、ガスライティング的なことはほとんど起こらなかった。全くなかったわけではないが、思ったよりも平穏に過ごしていた。とは言え、依然として部屋の外からは騒音が鳴り、睡眠には支障があったが、それを除くと基本的に平穏に過ごしていた。

 

 

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