思考マニピュレーションも対象者をアセット化する上で重要な手段になる。これはいわゆるマニピュレーションであり、基本的には電波操作を使わなくても、他人の思考はマニピュレートできる。

 

例えば、情報のコントロールを行う。対象者に近づき、その耳に入る情報をコントロールすると思考が事実とは違った方向に偏る可能性がある。そもそも歪んだ情報しか入らなければ、正確な判断が行えるはずもない。そういう状況に追い込めば、対象者の人生の方向性すら歪められる。

 

感情操作だけでは効かない対象者でも、思考操作を組み合わせればアセットに落とせるかも知れない。このように、スパイはいろいろな方法を組み合わせながら、トライアンドエラーを行う。もちろん、事前準備をしっかりと行うため、なるべく効果的な方法を最初に選ぶが、それでうまく行かない時は常に違う方法を模索する。

 

この思考操作は工作としては更に拡がりを持つ。つまり、思考操作の結果としてアセット化が難しくても、思考操作を行い、対象者を犯罪行為や非倫理的に行為に誘導できる。

 

単純化して言うと、対象者の友達になり、ギャンブルが非合法な場所に連れて行き、そこでギャンブルを一緒に行えば犯罪になる。それがマニピュレーションである。もっと複雑な思考操作もあるが、ここまで単純化できる場合もある。ここで嵌ってしまうと、スパイは最終的にアセット化か刑務所を迫れる。

 

この思考マニピュレーションが現代的には電波操作だけで行える。電波は直接的に脳に影響を与え、はっきりした声として聞こえる場合と思考だけの場合がある。はっきりした声の場合、その声を信じるかどうかが重要なポイントになる。つまり、その声を神だと信じてしまうと、それに従いやすくなり容易に犯罪まで誘導できる。その場合はアセット化だけでなく、対象者の無害化も導ける。

 

一方で、声ではなく思考という形で外部から考え方が入ると、それは自分の考え方のように感じる。実際には言葉の使い方に微妙な差異があるため、全く気付かないと言うことはないが、電波操作されていると知らなければまず気付かない。

 

この方法論の場合、対象者必ずしもその思考通りには行動しない。と言うのも、その思考は多くある考え方の1つに過ぎず、必ずしも、その思考通りに行動しないからである。そのため、対象者を落とすためにはかなりの時間が必要になる。ゆっくりと時間を掛け、対象者の考え方を変えていく必要がある。

 

また、それは対象者が大きな犯罪をいきなりする可能性は低いからでもある。ゆっくりと洗脳し、行為自体もエスカレートさせていく必要がある。つまり、一般的な犯罪者が犯罪をエスカレートさせていくのと同様の経路を辿る必要がある。その意味では、電波工作は特殊な方法論であるものの、一般的な工作の延長線上にある。

 

この電波操作によって犯罪者になるかどうかは、その対象者の倫理観と法観念がどれくらい強いかに依存する。特に法観念は重要である。一般的なように感じるかも知れないが、実は、法律を守るという観念はそれほど一般的ではない。悪いことをしないと思っている人は多いかも知れないが、それと法律を守ることは異なる。法規範と個人的な倫理観は同じではなく、悪いと思っていないことでも違法な行為は存在する。

 

ここで違法な行為に踏み出してしまうとその先にアセット化の道が待っている。逆に言うと、そのラインを守れば、電波操作を受けていても諜報機関のアセットになる可能性が大幅に低下する。

 

 

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