スパイの工作の基本はフレーミングである。つまり、対象者を何らかの罠に嵌めることである。その結果として対象者を落とし、諜報機関のアセットとして獲得する。

 

もちろん、スパイが工作を行わなくても、対象者が勝手に落ちることもあるだろう。対象者が実は過去に犯罪を起こしており、それを見付け、突きつけることで対象者を落とせる。つまり、対象者の弱みを見付け、それに付け入ることである。そのために対象者の身辺を徹底的に調べ上げ、工作に利用できる情報がないか調べる。

 

実際には、もっと能動的にフレーミングも行う。よく利用される工作が交通事故であり、諜報機関が能動的に対象者を交通事故に嵌める。その工作の結果はほぼ事故にしか見えない。自分も何回か経験があり、それはほぼ事故であるが、そこに諜報機関が関わっているため、事故でないことは分かる。

 

自分はこの工作に嵌っていないが、日本でもアメリカでもヨーロッパでも似たような工作は経験した。そして、そこには常に警官が先にいた。事故を直前に回避した場合でも、そこには警官がいた。日本の場合は公安が諜報機関であるために、警察と諜報機関は一体化しているが、アメリカでもヨーロッパでも司法関係者の中に諜報機関の協力者がいるということだと思う。

 

諜報機関に嵌められ事故を起こし、それが他損事故となると、結果として賠償金と刑罰の問題を抱える。これを解決するために諜報機関が登場する。彼らはそこで諜報機関のアセットになるか、全ての責任を負うかの選択を迫る。

 

一方で、これが倫理的な問題の場合もある。ギャンブルやセックスの場合、どこまでが違法かは国によって異なり、ある国で違法なことが違う国では違法ではないことがある。何が合法で何が非合法化は分かり難いため、その結果として、期せずして犯罪者になることがある。

 

そして、それよりも明らかに犯罪行為になるものがある。例えばドラッグであり、ドラッグの大部分はほぼどこの国でも違法であるが、薦められて吸った結果として、犯罪に落ちる場合もある。自分は街中で普通にドラッグを薦められたことが100回以上あり、普通の昼間に街を歩いていて1時間に10回ほど違うバイヤーから声をかけられたことがあるが、それは異常であり、諜報機関がディーラーを近づけていると思う。

 

それ以外にも犯罪は多数ある。詐欺事件の共犯に誘う工作事件の話を前に書いたが、時間を掛けて工作を行い、何とかして対象者を犯罪に落とす。露見しない限り、スパイはいろんな方法を試す。最終的に対象者を落とすことに成功すると、諜報機関はアセット化か刑務所行きを迫り、結果としてアセットを獲得する。

 

 

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http://ameblo.jp/multifractal/entry-12184789059.html